「親族の基本構造」3回目のYoutube投稿お知らせ

（2022年11月25日）Youtubeに投稿を継続している「親族の基本構造」紹介、本日3回目の投稿をお知らせします。
婚姻制度とは嫁（婿）の交換、交換は常に不等価不均衡で、この非常性が部族社会を維持する活力となります。動画サイトのアドレスは

https://www.youtube.com/watch?v=XTQneBG1t2Q　となります。

上のアドレルをGoogle検索窓に入れるとYoutube全体のWellcomeページがでてきます。Youtubeに入って

watch?v=XTQneBG1t2Q

を窓に入れると色々サイトが出てきますが、当動画が筆頭になる（はずです）。ないしは部族民通信で検索。

動画資料を紹介します。


限定交換で嫁をやり取りする概念図です



一般化交換で財（婿）が部族社会を集会する図。

パワーポイント（PDF化）のプレゼンテーション資料は部族民通信ホームサイト

www.tribesman.net

に掲載しています。（渡来部須万男）

レヴィストロース親族の基本構造第 2回のYoutube投稿

（2022年11月22日）レヴィストロース親族の基本構造 < Les structures élémentaire de la parenté> 2回めのYoutube投稿の案内です。
前回は「禁止の起源」の3学説を紹介し批判した。別の観点（sur un autre plan)から取り組まなければなる謎文句を残しましたが、それが近親婚と文化を「逆の因果系」から解析するとの立場だった。すなわち「文化が禁止した」のではなく「近親婚の禁止が文化を創造した」となります。



文化とは社会、社会はその骨格を婚姻制度に委ねる。骨格を形成し維持する力が「近親婚の禁止」、この論法です。



スライドは近親婚禁止の活動源となる仕組みです。5の要素が絡み社会に浸透していった。



上スライドで社会は一直線に自然から文化に進んだのではなく、婚姻制度親族構造の介入を受け、ジグザグ経路を取ることになった。これがレヴィストロースが言いたかった思考です、1966年（第2刷の発刊）時点では存在しなかったパソコンでパワーポイント化しました。

動画アドレスはリンク　https://youtu.be/mThFyBx6CSI　ですが、これをコピペしてもYoutubeウエルカムページに入ります。Youtubeに入って検索窓に
mThFyBx6CSI　をコピペすると筆頭にでてきます。

動画で用いられるパワーポイントスライドは全20葉（ほど）、部族民通信のHP　www.tribesman.net　に収納されています。こちらも参照のほどを。

親族の基本構造（レヴィストロース著）の紹介をYoutubeに

（2022年11月15日）レヴィストロース著の親族の基本構造 < Les structures élémentaire de la parenté> の解説をYoutube投稿の案内です。本書初版は1947年（昭和22年）に刊行された。 英米人類学諸氏からの反論が寄せられた。批判の一例を採り上げると「優先婚（préférential)と先約婚（prescrit)の分別がない、（近似した民族名）を取り違えている」など広範に渡った（本書Préface前文から）。これら批判に応えるべく、さらなる例証を重ねあげて第二刷を1966年に再版した。本文570頁、これが世に響く「親族の...」である。


以下（パワーポイント図）の予定で投稿する。


パワーポイントスライドを基本に解説する。近親婚禁止を「子が化け物」との理由付けした「生物学説明」派に対する反論のスライド。


この他「心理抵抗説」、「かつての略奪婚の残滓説」にも批判を展開する。

この動画の固有アドレスはyoutu.be/yRb_H8D5bJAとなります。一旦Youtubeに入って検索窓にコピペすると訪問できます。Google窓にコピペするとYoutube代表頁に入ってしまいます。ないしGoogle窓に「部族民通信」を入れると「部族民通信Youtube動画」のまとめが出てくるので、投稿時間の近い本動画は優先されている（ようです）。

部族民通信のホームサイト　http://tribesman.net/　に動画で使用されるパワーポイント図（PDF化）を掲載しています。

Youtube動画ご訪問に合わせ、ホームサイトにもブラウザをお願いします。（渡来部須万男）

野生の思考第9章歴史と弁証法4回、Youtube投稿

部族民通信Youtube人類学講座、歴史と弁証法の4をYoutubeに投稿しました（2022年11月8日）。
これまで投稿した内容から図表のみを取り出し、本投稿では話しきれなかった部分を解説しています。
Youtube に入って「部族民通信」で検索してください。

2葉を載せます。

サルトルとレヴィストロースの考え方の差を表にした



鎌倉幕府の成立を弁証法として理解するか、歴史家の思想（系列因果）として説明するか、両者の差。

動画で用いられる資料（PDF）はwww.tribesman.net　に投稿しております。

これでサルトル批判は終了した。11月半ばから「親族の基本構造」をYoutube投稿します。その予告をYoutube「歴史と弁証法の4」で語っています。

後記：ちょいといい話。当ブログ訪問者が増えている。連日100アクセス以上、時には200、300アクセスを記録する日も。SNSに積極参加している成果（？）か。
手放しで喜べない：批判、コメントなどが寄せられない。徳永恂（まこと）氏（ドイツ哲学、大阪大学教授など教育にも半世紀以上）は「書く苦しさ」と同時に「教える虚しさ」を吐露した。取るに足らない部族民にはサイバー空間の「伝える虚しさ」が響くのかね？