昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

名水百選(米原)

2007-07-02 | 旅の風物
梅雨の晴れ間に伊吹山周辺に遊んだ。

 最近、よく名水百選という表示を見る。
 昭和60年(1985)に環境庁が水の大切さの認識のために設定したという。784の推薦の中から100を選んだ。各都道府県に最低ひとつある。
 基準として ①水質・水量と周辺環境がよいか ②地域住民の保全活動ができているか。その他、規模・故事由来・特異性・著名度などが基準であったという。 

水百選になっている大清水の名水には、3回行くと2回は道に迷うという簡単な様で行き着くのに難しい所。
 かつては伊吹町大清水だったのが、今回は米原市になっている。その為か、狭い道も通り抜けて道標が多く立っていた。


泉神社は古来から、背後の伊吹山の石灰岩の地層からの地下水が噴出している。天然のミネラルウオーターである。


当初は、飛び石を伝って進み、この滝に流れる湧水から汲んでいた。今は立ち入り禁止になって注連縄が張ってある。


左:境内のはずれにまで湧水を導き、立派な小屋掛けの下で採水しやすくなっている。
右:小屋のそばに、村人の置いた蕨があった。土地の男が出てきて伊吹山の上の方に行って採ってきたという。


この岩の塊から飛び出しているゴムホースから、こんこんと流れ続ける湧水であった。今も4人が採水にきている。料理屋か蕎麦屋か喫茶店などの業者である。


村の入口には、「泉の水で村の農業は栄える」の碑が建っていた。背景に伊吹山が聳えている。

神戸高山植物園(コマクサなど)

2007-07-01 | 自然界
午後から出かけた高山植物園、花の時期としてはかなり終わっているが、少しアップします。

コマクサ、馬の顔に似ているので名づけられたというが、ここまでなるには2-30年かかるといわれる。高山にこのまま持っていっても大きい株のほうになると思う。


左:しげしげと間近で見るのは始めてである。すでに盛りを過ぎているとはいえ、なかなか風格がある。
右:カンアオイならば冬に花が咲くが、これは春に咲くカンアオイである。
 この仲間の花は葉の根元に花が着く。目立たぬ濃紫色で数cmの筒状の花で、花弁がなく蕚だけである。それでも雄蕊雌蕊は備えていると言う。
 岐阜蝶がカンアオイの葉を好むといわれるが、カタクリの花などにも集まる。岐阜蝶愛好家のサークルの人にとっては目がないほど珍重される。葵の紋所は徳川である。

 http://blog.goo.ne.jp/travellgoo/d/20050528
2005.5.28のblogもカンアオイです。ヒメカンアオイではありませんが。

左の端に一輪。


シチダンカ:ヤマアジサイの中央の両性花が退化し、周辺の花弁が八重咲きになった珍しいアジサイである。
 江戸時代に発見されて以来、確認されなかったが、昭和34年に六甲ケーブルの横で偶然発見された幻のアジサイと言われる。


植物園の森の区域である。


大きなホオノキと大きなトチノキである。葉の形はそっくりである。葉が大きい方がホオノキで、朴葉(ほおば)味噌としておなじみである。


左:クリンソウにはもはや最盛期の華やかさはない。
右:この液果は面白い。見たことがない。何でしょう。