昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

世界の屋根チベットへ04

2007-07-29 | 海外旅行
西寧の市外を見下ろす崖に建設された道教の修行寺を、許されるところまで登りつめた。

 通路の終点に人が立っているが、足元が見えないので幸せである。はるか眼下を見渡せば、ビル乱立の200万都市が見える。霞んでいるのはスモッグだろうか。
 重慶に行った人が滞在中、スモッグの為に星も月も見たことがないと言う。1000万都市の重工業都市の発展に環境が追いつかないという。


唐からチベット経由でインドに向かった玄奘三蔵(げんじょうさんぞう=三蔵法師)は、ここ西寧を通過している。この北禅寺の中にある石橋の欄干に、西遊記の物語を見つけた。
孫悟空である。


猪八戒である。


三蔵法師である。


 次の市内観光はイスラム寺院である。明の時代に(1380年代)建設され、青海省最大のモスクという。中国西北地区のイスラム教本部の役割を持っている。
ちょうど太陽がモスクの屋根にかかってきた。三日月の像と太陽が揃い踏みである。


左:イスラムの塔が美しい色でまとまっている。
右:寺院の中門があって、広い中庭の向こうに礼拝の本殿が見えている。


左:横には講堂のような教室があって、若い信者が数人勉強をしていた。イスラム経典の書物が多数ある。
右:中庭の木陰では、イスラムの教えを話す人がいた。


左:樹下の語らいが、どこまで人々の心を救うのでしょうか。
右:境内の横の建物に架かっていた表札。イスラム教を漢字に直すと楽しい。ラムは漢字の蘭の字がこんなになってしまう。


中国の文化と、イスラム文化が共存している。