昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

平城京遷都1300年(2)

2010-03-10 | 歴史・文化遺産
平城京の北半分が、写真の上に青のラインを引くことで、条里制が良く分かる構造になっている。

 この都の都市計画は、東西5.8km、南北4.8kmの中に成立している。外国の使節団の来訪の時、歓迎の儀式が行われた時には遜色ない立派なものだったと言います。


 大極殿から南に下がる朱雀大路は、幅70m、南北3.8kmと大きいが、それ以外の条理の道路は今では消えかけそうな道路もある。車が一方通行になるほどの道幅になってしまっている所もあります。

 これが京都と違う鄙びた奈良の都だと言えるでしょう。


 赤色の枠が大極殿の敷地であって、そこにあった田畑や民家をすべて買収して、世界遺産として保存しています。

上から4番目の東西の道路が一条通です。 東大寺に突き当たる二条通りが大阪からの第二阪奈道路の延長です。





あおによし 奈良の京(みやこ)は 咲く花の にほふがごとく 今さかりなり (三-328)





平城京が、取り壊されていきます。





現代、平城京跡の遺構を発掘調査をしています。そこには無数の当時のデータが土に埋まっていました。人呼んで、地下の正倉院です。




宮殿の概要も、正確な測量によって記録され、朱雀門に続いて、今年大極殿が復元再建されました。





貨幣も出てきました。昔は「ワドーカイホー」とか言っていませんでしたか。今は「ワドーカイチン」です。




よく似た名前の貨幣があります。上手く一覧表にまとめてありました。




和銅開珎一枚が、今の500円くらいだったそうな。



後の世の小判と同じような道ですね。良貨は悪貨を駆逐する・悪貨は良貨を駆逐する。どっちでしたかね。