昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

平城宮跡出土品1(平城遷都1300年6)

2010-03-14 | 歴史・文化遺産
 遷都1300年だからと言うのではないですが、文化財として大切にされ始めた江戸時代末以来、発掘調査の成果の主なものが展示されています。
 今年の1300年祭で、リニューアルされる資料館などでも、主役になることでしょう。


この盾の模様は珍しい。九州の薩摩隼人の使っていた盾でしょう。
 平城京で出土したと言うことは、九州地方の部族も、大和朝廷の国家体制に入っていたと言うことになりますね。




この広大な平城宮跡からは、律令制度に基づいた、役所官庁の名前がついた土器が出ています。
 



左から「勅旨省」「縫物所」「蔵人所」の字が、この土器を使っていた役所の名前でしょうか。





宴会の席ですね。




土塀の蔭とは言え、何と開放的なトイレでしょうか。流れる溝に一人が坐っていますね。塀の外は道路です。

当時の人たちの食生活まで分かるかも。



紙は大変貴重なものでした。大量のヘラが出土としたと言います。