昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

舞子公園の夕景

2010-03-03 | 旅の風物
須磨から明石にかけての、白砂青松は、古代から人々に愛され続けてきた名勝の地です。
 海岸線の砂浜が、コンクリートの護岸に変わっている中でも、その景観は保全して行こうと、現代の人の知恵によって、その風情が残っています。

 東は一の谷から、塩屋・垂水・舞子・明石まで、多くの旅人が、歌に歌い、旅情を慰められた地域です。
 古代、防人たちが大宰府から帰還する時、遣唐使が苦難の海路を経て帰国した時など、明石海峡を通過したとき、東に浪速の都や山々、明日香への思いが一気によみがえってきたといいます。

 明石海峡大橋は、全長3911m、淡路へと渡る世界最大の吊橋です。橋間の長さは1991mで世界一です。



橋を固定する土台の固まりは、近くで見ると絶句しそうなくらい巨大な塊りである。




完成一年前に、阪神淡路大震災に見舞われ、設計よりも1m長くなりました。彼方は霞がかかっています。




橋桁の中に展望プロムナードがあって、海上へ向って延長150m突出しています。




夕陽が西に傾きかけてきました。赤い夕陽の西に落ちる姿は不変のようです。






逆光で船が浮かび上がります。芝生の上に輪になった石像の彫刻があった。







巨大なものを、この円の中に閉じ込めます。




八角形の三階を持つ別荘が、明石海峡を望む位置に建っています。