昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

調という納税(平城遷都1300年8)

2010-03-16 | 歴史・文化遺産
平城京は、当時の文化の中心であり、大都市であった。右京と左京にはそれぞれ国営の市(270m四方の広さ)が立ち、米、野菜、地方の産物などの売買もあったという。

物資の移動は、川を引き入れ、活用したという。




 律令制度がそのまま続き、租・庸・調で表現される税金は、役人7000人の生活も支え、国の実施する政策に使用されていた。

 飛鳥時代の各豪族は、独立国家のような形であったが、それを、一気に国家統制下に置き、田畑からの産物は、国から借りた土地の賃料としての税金を国家に納めていました。

絵は地方から調である特産物の税金を運搬している図です。何が納められていたのでしょうか。





それぞれの荷物には、荷札の木簡がついていました。




出土した木簡の一部です。どこから・何を納入したかの手がかりになります。見難いですが、振り仮名が振ってあります。いろいろありますね。






全国からの搬入物が、纏められていました。まだ木簡で見つかっていないか、大和政権の力が届いていないか、地図に表記のないところもあります。

アワビもありますね。


これで見ますと、畿内でも摂津・和泉・淡路・山城・伊賀などでも記載がありません。今回の遷都1300年を期して、さらに発掘が進み、書き加えられるかもしれませんね。