昨日(13日)の朝、西葛西駅で8時台の電車に乗ろうとしたら、人身事故があった関係もあったのかもしれませんが、たいへんな混みでしたね。ホームには人が溢れ、間髪を入れずに滑り込んでくる電車は、すでに満員。乗り込もうとしても少しの人数しか乗れないので、1回ではとても乗ることが出来ません。結局5台目の電車にやっと乗ることができました。
びっくりしたのは、こんなに混み合っている電車の中でも、立ちながら本や新聞を読んでいる人がおられるんですね。日本人はほんとうに耐えてがんばる民族だと思います。満員電車に乗った方がエネルギーを使うので、運動になるという人もいるんですが、でも、国立大学財務・経営センター(以下財経センター)にたどりついた時には、さすがに疲れました。
さて、前回のブログでもお話しました事業仕分けの事前ヒアリングが昨日の夕方にあったので、内閣府に向かいました。文部科学省の担当の方といっしょに仕分けのヒアリングに対応し、私も今まで現場で苦労してきた人間として若干の意見を述べました。でも、この事前ヒアリングは非公開ということになっているので、やはり具体的な質問内容については、控えさせていただくことにいたします。
仕分けのヒアリングが終わったあと、前岐阜大学長で、現在(独)日本学術振興会副所長の黒木登志夫先生の呼びかけで東京駅近くの中華料理店で開かれた“法人化の時に苦労した学長の会”なるものに参加をしました。集まった前学長の皆さんに私が4月から財務・経営センターの理事長に就任したと挨拶をすると、異口同音に“たいへんですね”という言葉が返ってきました。どうも、財経センターは事業仕分けでたいへんなことになりそうだということを、皆さん思っているらしい。
法人化の学長時代の苦労話に花をさかせて、あっという間に時間が過ぎました。料理の最後に出された“おみくじ煎餅”の中から出てきたのが写真のおみくじです。こんなものあてにならないと分かっていても、ちょうど今のタイミングでこのような予言が書かれていると、ちょっとうれしいものです。
ところで、今日(14日)はテレビの放送局2社が取材に来ました。今回の独立行政法人の事業仕分けについても、マスコミは高い関心を寄せているんですね。1社は、会議室や仕事場の映像を写し、役員にインタビューをして帰りました。もう1社は、私に密着取材がしたいという申し入れで、私自身がお受けしました。どうも、私のブログを読んで、取材を申し入れてこられたようです。
マスコミには注意をした方がいいよ、とよく言われるのですが、私は三重大の学長時代から、マスコミの方々に対してはフランクに応じています。不祥事については悪く書かれてもしかたがありません。不祥事があればむしろこちらからマスコミに連絡をして、自ら正すべき事は正し、その代わり良い事を10倍載せていただければいい、という考えでずっとマスコミの皆さんと接してきました。今回の取材が最終的にどのような扱いになるのか分かりませんが、私としては正直に私のありのままの姿をお見せしようと思います。
午前中に、各部署の2週間の業務を報告する連絡会議があり、理事長になって初めてこの会議に臨みました。最初に挨拶をさせていただき、まず、財経センターは、全国の国立大学を支援することにより、地域医療を回復させ、地域のイノベーション力を高め、国際競争力を高めることが使命であり、常に国民のために毎日の仕事をしているという高い志を忘れないこと。そして、今、事業仕分けを控えて、職員の皆さんもどうなるのか不安で落ち着かないと思うが、日々の作業に支障が出ることのないように、がんばっていただきたいこと。
さて、来るべき事業仕分けで、どのような裁定が下されるのか、まったく分かりませんが、もし発言させていただく機会があるなら、以下のような私の思いを伝えたいと思っています。今までのブログで書いたことと重複しますが、フリップにまとめてみました。要するに、地域医療を確保し、地域イノベーション力と国際競争力を高め、日本の国を成長軌道にのせるためには、国立大学と附属病院が元気になることが不可欠であり、そのためには、もちろん財経センターは経費の節減や無駄の排除に引き続き努力しないといけませんが、財務・経営センターの機能を今よりもいっそう高める必要がある、という思いです。私は、そのために公募に応じて、理事長になったんですからね。
医学論文の国際比較
臨床医学と基礎的医学5分野(生化学・分子生物学、細胞生物学、免疫学、神経科学、腫瘍学)の論文数(5年累積値)
(トムソン・ロイター社学術文献情報データベースN.S.I.1981-2008をもとに分析)
日本だけが医学論文数が減っています!!
国立大学病院
・附属病院運営費交付金大幅削減
(約600億円→約200億円/6年間)
↓
病院資金繰り悪化
教育・研究・地域医療支援低下
↓
医学の国際競争力↓
地域医療の崩壊
国立大学(病院以外)
運営費交付金6年間で6%削減
施設整備費不足
↓
地域イノベーション力↓
国際競争力↓
国立大学財務・経営センター
↓
・国立大学と附属病院の下支え
↓
病院への長期かつ低利の融資
建物改修・修繕費交付
経営支援・アドバイス
大学の財務・経営の調査・研究
↓
・地域医療の確保
・地域イノベーション力↑
・国際競争力↑
→日本国の成長↑
今後、財務・経営センターの機能をいっそう高める必要がある!!
びっくりしたのは、こんなに混み合っている電車の中でも、立ちながら本や新聞を読んでいる人がおられるんですね。日本人はほんとうに耐えてがんばる民族だと思います。満員電車に乗った方がエネルギーを使うので、運動になるという人もいるんですが、でも、国立大学財務・経営センター(以下財経センター)にたどりついた時には、さすがに疲れました。
さて、前回のブログでもお話しました事業仕分けの事前ヒアリングが昨日の夕方にあったので、内閣府に向かいました。文部科学省の担当の方といっしょに仕分けのヒアリングに対応し、私も今まで現場で苦労してきた人間として若干の意見を述べました。でも、この事前ヒアリングは非公開ということになっているので、やはり具体的な質問内容については、控えさせていただくことにいたします。
仕分けのヒアリングが終わったあと、前岐阜大学長で、現在(独)日本学術振興会副所長の黒木登志夫先生の呼びかけで東京駅近くの中華料理店で開かれた“法人化の時に苦労した学長の会”なるものに参加をしました。集まった前学長の皆さんに私が4月から財務・経営センターの理事長に就任したと挨拶をすると、異口同音に“たいへんですね”という言葉が返ってきました。どうも、財経センターは事業仕分けでたいへんなことになりそうだということを、皆さん思っているらしい。
法人化の学長時代の苦労話に花をさかせて、あっという間に時間が過ぎました。料理の最後に出された“おみくじ煎餅”の中から出てきたのが写真のおみくじです。こんなものあてにならないと分かっていても、ちょうど今のタイミングでこのような予言が書かれていると、ちょっとうれしいものです。
ところで、今日(14日)はテレビの放送局2社が取材に来ました。今回の独立行政法人の事業仕分けについても、マスコミは高い関心を寄せているんですね。1社は、会議室や仕事場の映像を写し、役員にインタビューをして帰りました。もう1社は、私に密着取材がしたいという申し入れで、私自身がお受けしました。どうも、私のブログを読んで、取材を申し入れてこられたようです。
マスコミには注意をした方がいいよ、とよく言われるのですが、私は三重大の学長時代から、マスコミの方々に対してはフランクに応じています。不祥事については悪く書かれてもしかたがありません。不祥事があればむしろこちらからマスコミに連絡をして、自ら正すべき事は正し、その代わり良い事を10倍載せていただければいい、という考えでずっとマスコミの皆さんと接してきました。今回の取材が最終的にどのような扱いになるのか分かりませんが、私としては正直に私のありのままの姿をお見せしようと思います。
午前中に、各部署の2週間の業務を報告する連絡会議があり、理事長になって初めてこの会議に臨みました。最初に挨拶をさせていただき、まず、財経センターは、全国の国立大学を支援することにより、地域医療を回復させ、地域のイノベーション力を高め、国際競争力を高めることが使命であり、常に国民のために毎日の仕事をしているという高い志を忘れないこと。そして、今、事業仕分けを控えて、職員の皆さんもどうなるのか不安で落ち着かないと思うが、日々の作業に支障が出ることのないように、がんばっていただきたいこと。
さて、来るべき事業仕分けで、どのような裁定が下されるのか、まったく分かりませんが、もし発言させていただく機会があるなら、以下のような私の思いを伝えたいと思っています。今までのブログで書いたことと重複しますが、フリップにまとめてみました。要するに、地域医療を確保し、地域イノベーション力と国際競争力を高め、日本の国を成長軌道にのせるためには、国立大学と附属病院が元気になることが不可欠であり、そのためには、もちろん財経センターは経費の節減や無駄の排除に引き続き努力しないといけませんが、財務・経営センターの機能を今よりもいっそう高める必要がある、という思いです。私は、そのために公募に応じて、理事長になったんですからね。
医学論文の国際比較
臨床医学と基礎的医学5分野(生化学・分子生物学、細胞生物学、免疫学、神経科学、腫瘍学)の論文数(5年累積値)
(トムソン・ロイター社学術文献情報データベースN.S.I.1981-2008をもとに分析)
日本だけが医学論文数が減っています!!
国立大学病院
・附属病院運営費交付金大幅削減
(約600億円→約200億円/6年間)
↓
病院資金繰り悪化
教育・研究・地域医療支援低下
↓
医学の国際競争力↓
地域医療の崩壊
国立大学(病院以外)
運営費交付金6年間で6%削減
施設整備費不足
↓
地域イノベーション力↓
国際競争力↓
国立大学財務・経営センター
↓
・国立大学と附属病院の下支え
↓
病院への長期かつ低利の融資
建物改修・修繕費交付
経営支援・アドバイス
大学の財務・経営の調査・研究
↓
・地域医療の確保
・地域イノベーション力↑
・国際競争力↑
→日本国の成長↑
今後、財務・経営センターの機能をいっそう高める必要がある!!
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