心とほんとの会話屋さん

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トイレ掃除をすることで、差別・思い込みを小さくできる

2016-04-13 20:34:48 | 本のネタ
 トイレ掃除の2つ目の効果は、差別・思い込みを小さくできること。

 この効果が得られると言われても、納得感がないでしょうから、理由を掘り下げてみました(というか、こじつけかも知れませんが)。


 人間は不思議なもので、トイレ掃除をはじめ、掃除を継続すると徹底的にキレイにしたくなるようです。

 せっかく掃除しているのだから、小さな汚れも残したくない!という達成意欲があるからなのでしょうね。

 徹底的にキレイにするためには、ブラシで落とせない汚れを落とすために、手袋をはめて、直接、便器を掃除するようになってきます。

 その次には、手袋をはめていると感じ取ることができない汚れを察知するために、素手で便器を確かめるようになってくるのです。

 かの本田宗一郎氏も、素手の感覚だけで機械よりも精密な製品を生み出したくらい、素手の感覚は鋭敏なのです。

 掃除後に、素手を便器に滑らせると、わずかに汚れが残っている部分が検知でき、その汚れを爪で落とす!

 結局、最終的には自分に与えられた生の肉体が役に立つのだから不思議です。


 素手で、トイレ掃除をするまでは、排出物を”汚物”と決めつけていたのですが、排出物を取り去る行為をすると、汚物という認識が消え去ってしまいました。

 この経験を通して気付いたのは、自分にはたくさんの思い込み(先入観)があり、それは必ずしも正しいものではないということ。

 つまり、他人と意見が異なる場面に遭遇しても、必ずしも自分が正しいわけではない!ということに行き着けたのです。

 現実の生活において、完全にこの考えを実践し、相手の意見を受容できているとは言い切れませんが、この考えに気づけたことは大きな収穫です。


 トイレ掃除を愚直にやり続けるだけで、不思議な気付きがあるんだな、と感じた瞬間でした。

 著名人がススメる習慣には、何らかの意味・真理があるんでしょうね。

 意味が理解できないからやらない!と行動を起こさないと、せっかくの人生が、何もしないまま終わりそうな不安にかられた瞬間でもあります。


 本日も最後まで読んで下さり、有難うございます。