★『(6節)ですから、あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです。
(7節)あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。
(8節)身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。
(9節)堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。
(10節)あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあってその永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。』
■O:今日のコラム
ここに霊的な戦いとその勝利の姿が描かれています。
(6~8節)まず主の御前にへりくだる姿勢が求められます。悔い改めて砕かれた心を持つ事から戦いが始まっていきます。霊的な戦いは、派手な悪霊追い出しのミニストリーだけではなく、自分の中から悪霊を追い出す、悔い改めからです。霊的な戦いは自分のたましいの領域から始まっていきます。
そして、7節にあるように主に、全てを委ねて歩み続ける事が重要です。砕かれた心のまま歩むのです。『主に従ったら間違いがない』と、主に信頼して良い事を熱心に行う、御心を行う事に飢え渇く歩みです。『義のいけにえを捧げ、主により頼め』(詩篇4:5)
それが(9節)堅く信仰に立つという事にあたります。苦しみの中で、主に信頼し続ける事こそサタンに立ち向かう事です。これが私達が、自分を捨て、自分の十字架を負ってイエス様についていく歩みです。ここに霊的な戦いのクライマックスがあります。
そして(10節)にあるように完全な勝利、栄光が現されます。パウロが最も大切な事と言った、死と葬りと復活がここにあります。私たちに示された十字架の道、神に近づく道なのです。
■A:考えてみよう
十字架の先にある、『主と一つになる』というゴール目指して、砕かれて歩みましょう!
■P:祈り
日々、自分を捨て、十字架を負い、イエス様について行かせてください。信頼し、全てを委ねて、喜びと愛と恵みの中に、信仰の中に堅く立たせて困難に勝利させてください。
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