詩篇９２篇４－６節

92:5 主よ。あなたのみわざはなんと大きいことでしょう。あなたの御計らいは、いとも深いのです。 92:6 まぬけ者は知らず、愚か者にはこれがわかりません。


ここでは「まぬけ者」「愚か者」という言葉が語られています。

あまり聞く人に良い思いを与えません。

しかし、これは単にこの地における知識のない人や、あるいは考えることをしない人などということを語っているのではありません。

この地の知識者であり、また多くのことを経験している人でありましても、この作者から見ると間抜けな人、愚かな人と見えているのです。

では、どのような人のことなのでしょう。

それは主のこと、また主がなされたことを、信仰と信頼の目を持って見ない人のことです。

人が思い考える以上に、主がいかに広い理解と判断で事をなされ、また深い配慮で事をなされているのか、その人々は判断がつかないのです。

ところが信仰を与えられている人々は、主のなされていることが、いかに驚くべき知恵と配慮の元でなされたかを知って、心から主を褒め称えるのです。