座間コミニティー

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

◆根  の  生  活

2014年12月05日 07時18分30秒 | 聖書

しもべをことばだけで戒めることはできない。
彼はそれがわかっても、反応がない。(箴言二九19)

部下の中には知恵のある者もいようが、愚かな者もいて、ことばだけでは分からない。むちで、こらしめて教えなければだめだという意味かもしれません。
しかし、人の上に立つ者が、いやおうなく体験することは、自分の子どもにしても、部下にしても、兵隊にしても、口先だけの命令や教えでは、けっして動かないということです。昔、軍律のきびしかった日本の軍隊でも、戦場で味方の兵に撃たれたきらわれ者の将校があったと聞きます。上に立つ者として、人をほんとうに動員することができる、育てることができる、教えることができる、訓練できるようになるために、必要なものは何でしょうか。
それはその人のことばではなく、ことばを裏づける生活・いのち・心の実態ではありませんか。大切なのは、人に聞かせる口先のことばではありません。人に見せる行為でもないのです。イエス・キリストは、人に見せたり聞かせたりするためにパリサイ人たちが街頭で行った長い祈りや施しや断食をきらわれ、そんなことは人の見ていないかくれたところでしなさいと言われました。
そうです。人に見られない、私たちのかくれた生活、――実は、これが人生の根なのです。人の目に、根は触れません。この根のような生活の部分が、人生を支え、人生をつくりあげ、人生の力の源となっています。ですから、ほんとうに人の上に立ち、人を動かすことができるようになりたいと思うなら、このかくれた根の生活を大切にしなければなりません。人の上に立つ者の力の源は、ここにあります。
あなたの人生の根の部分は、どうなっているでしょうか。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。