第１サムエル記１４章１－５節

14:4 ヨナタンがペリシテ人の先陣に渡って行こうとする渡し場の両側には、こちら側にも、向かい側にも、切り立った岩があり、片側の名はボツェツ、他の側の名はセネであった。


　戦いの武器が貧弱な中、サウルの息子のヨナタンは、勇敢な人でした。

彼は父にも知らせないで、道具持ちの若者にペリシテ人の先陣の所に渡っていこうと提案をして、一緒にそこに向かいました。

　彼等がその渡し場についた時、そこの地形が分かりました。

そこは、渡し場の向こうに切り立った崖があったというのです。

その崖は南北に面していて、それは切り立っているものでした。

ですから、人に隠れて密かに上っていくことが出来るような所ではありませんでした。

　このような所に来た時、通常でしたら、人はそこに向かっていくことを諦めるのではないかと思うのです。

しかし、ヨナタンは違っていました。

彼等から自分たちがよく見える所に来ながらも、主に御心を尋ねて、その御心に従おうとしたのです。