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◆豊かな者は、より豊かに

2015年07月18日 10時19分43秒 | 聖書

悟りのある者の心は知識を得、
知恵のある者の耳は知識を求める。(箴言一八15)

イエス・キリストは、「だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、持たない者は、持っているものまでも取り上げられるのです」(マタイ二五29)と言われました。金持ちは、持っている資本を動かしてどんどん金持ちになる。ところが貧乏人は、持っていないから手も足も出ず、持っているものまで失ってしまう。――これは、資本主義社会の悲しい姿です。ところでイエス・キリストは、金や物ばかりでなく、愛・喜び・平和・人生の祝福・人生のエネルギーまで、持てる者は雪だるま式にもっと豊かに持つようになり、持たざる者は、いよいよ失ってみじめになると言われたのでしょうか。そうだとすると、悲しい、精神的資本主義とでもいえそうです。
しかし、きょうの箴言のことばは、イエス・キリストの、また聖書の言いたいほんとうのことを示しています。それは、真実の知恵やほんとうの人生の祝福を求めて飢え渇く者が、いっそう満たされることです。「人がもし、何かを知っていると思ったら、その人はまだ知らなければならないほどのことも知ってはいない」(Ⅰコリント八2)と、パウロは言いました。
私は昔、おなかがすいたので途中で今川焼を三つも食べて家に帰ったら、その晩にかぎって用意されていた夕食のステーキが、食べられなかったという経験があります。心の中を、つまらないものやくだらないもので満たしていては、ほんとうのすばらしいものを食べる気もしません。
詩篇の詩人は「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように、神よ。私のたましいはあなたを慕いあえぎます」(詩篇四二1)と歌いました。パウロは、キリストを知ることのすばらしさのゆえに、今まで大切に思っていたこともちりあくたのように捨て、より高いより真実ないのちを、キリストの中に見あげて追求しました。

 


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