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「そのために私は、高ぶることのないようにと、

2015年07月03日 17時21分25秒 | 聖書

肉体に一つのとげを与えられました」(Ⅱコリント12:7)

パウロは肉体に病、障がいを負っていた。
とげが与えられていて、辛く苦しいものであった。
それが取り去られるように真剣に祈った。
これさえ無ければ、もっと主のためにスムーズに働けるのにと。
しかし、主の答えは「ノー」だった。取り去らないと。
それがある方が、もっと神の栄光が現われると。
パウロは驚くべき奇跡を行った。病気を癒し、悪霊を追い出し、ユテコという青年を生き返らせた。
人を癒したのに、自分の病は癒されなかった。
しかし、パウロはそれを主の御心と受け入れた。
そして結果的に、取り除かれるより遙かに大きな祝福と恵みに浴した。
その弱さの内にこそ、神の力が完全に現わされ、キリストの力におおわれ、神の臨在という恵みにあずかった。
私達も苦しみや悩みを受ける。理不尽な事態もやって来る。
私達にも「とげ」は、形はそれぞれ違うが存在する。
そのとげがあるからこそ神の力を経験する。
そして、そのとげによりパウロは高慢にならないよう守られた。
高慢になれば主の働きが出来なくなるからだ。
パウロほどの人物だ。高慢の誘惑は人一倍大きかったろう。
第三の天まで見たのだ。私達も高慢は心の奥からムクムクと湧き上がり、自分でどうにもできない。
とげによって高慢から守られる。与えられた「とげ」を受け入れよう。
そのとげはあなたを高慢から守ってくれる。
高慢から守られるとは、何という測り知れない恵みだろう。
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自分でへりくだってもそれも高慢であり、自分でどうにもできない。
神にしかできない。だからとげを与えて下さっている。
高慢の恐ろしさを思う時、とげが感謝に変わる。恵みに変わる。


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