エンゲルベルド1世(ケルン)
1185年ごろ-1225年
エンゲルベルドは、ドイツのベルクの貴族の家に生まれた。若いころ、皇帝オットー4世に武器を持って対抗したために破門されたが、その後異端に反対する運動を熱心に行って信仰を擁護したので、その罪を赦された。1217年にケルンの大司教に、数年後ドイツの行政官に任ぜられ、ベルクに平和を確立しようと力を尽くした。彼自身、厳しい修道生活を送りその模範を示して、司祭、修道者、信者を導いた。
あるとき、彼の従兄イーゼンベルクのフリードリヒが、エッセンの女子修道院の土地、財産などを奪おうとした。エンゲルベルドはそれをやめさせようとして、フリードリヒに殺害された。
彼の遺物は、ケルンとアルテンベルクの大聖堂に安置されている。