この冬は穏やかに収まると期待していたのですが、一月の半ばごろから断続的な降雪、それに頻繁にやってくるストーム(ミニ台風と言っていいでしょう)のおかげで、不安定な冬になってしまっています。
アイスランドという国名にもかかわらず、メキシコ暖流とかの影響もあってこの国はそんなに厳寒の国ではありません。レイキャビク近郊に限って言えば、豪雪地帯でもありません。寒さにしろ降雪にしろ、日本の方がはるかに寒く、雪も深い土地が多いのです。
実は今日(2月10日)のお昼に、赤ちゃんの洗礼式がありました。お父さんがアイスランド人でお母さんが日本人。お母さんのご両親はアメリカ在住なのですが、孫の顔を見にやってきています。
ところが今日の天気予報がものすごく悪く、とても心配したのです。大雪かつ強風という最悪のコンビが、しかも三日くらい続くと予想されていました。ご両親の旅程があるから、そう簡単に延期できないだろうし、どうしたものかと思いました。
幸い雪は今積もっている以上には積もらず、風は強いですが、まあ「これくらいは」という範疇にとどまってくれ、無事に式を終えることができ、ホッとしています。誰か行いの良い人が私たちの中にいたのでしょう。私ではないです。
さて今回は、アイスランドにはどんな人がどのくらい住んでいるのだろうか?ということに関連することを書きます。今月初めの新聞で、アイスランドの昨年末の人口が348.580人になった、と紹介されていたからです。
加えて、それ以前、一月のニュースで「昨年一年間にアイスランドへ移住してきた外国人の数が7.000人。これに加えて、外国からの派遣労働者が5.000人来ている」というものがあったのです。これは相当な数です。
一体どうなってんだー!?と思い、統計局の資料を覗いてみようと思ったわけです。
残念ながら、こういった変化が統計教の資料に反映してくるまでには、多少の時間がかかります。まだ、2017年末のきちんとしたデータは統計局は発表できていませんでした。
でもせっかくですから、一年前の状況をまずお伝えしておきたいと思います。
さて、これから示します数字は、特に断りがない限り2016年12月31日時点での数値です。まず総人口。338.349人。その一年前の2015年末の人口は332.529人ですから、6.000人弱の増加ですね。
二十年後のアイスランドの人口予想
アイスランド統計局資料 Hagstofa.is
2017年初めの内訳は、男性が171.033人。女性が167.316人。当たり前ですが、大体50-50です。平均寿命はいつも書いていますので割愛。もっと目新しい数字は、いまのアイスランドでの平均年齢です。想像できますか?
これが意外と若いもんで、37.9歳だそうです。そういえばアイスランドの一世帯あたりの子供の数が一時期二人を下回ったのですが、今は二人以上に戻ったと記憶しています。現状を維持するには一世帯、というかお母さんひとり平均で、2,2人の子供が必要なのだそうです。
さて、総人口338.349人中、外国籍のみを持つ住民は(つまり外国人ということです)30.275人。その中のひとりは私です。私が移って来た1992年当時は、外国籍者数は約5.000人でしたから、まあよく増えたものです。六倍。パーセントに換算すると、8,9%になります。
ところが外国からの移民の中にはアイスアンド国籍を取得する人も多くあります。その人たちは、一度アイスランド国籍を取得するとアイスランド人として勘定され(当たり前ですが)、たとえ二重国籍を有していたとしても「外国人」枠からは消えてしまいます。そういった人は、一体どのくらいいるのでしょうか?
1997年からの二十年間で、アイスランド国籍を取得した外国人は全部で10.694人にのぼります。最近の数年間の数値を見てみると、大体七百人くらいが毎年「新しいアイスランド人」となっています。
で、これらの「新アイスランド人」を、「旧外国人」とみなして「外国人」枠に入れて勘定しましすと、2017年初頭の段階での外国人数は一万人増加して40.969人となり、割合も12%に達します。
実際には、1997年以前にアイスランド国籍を取得した人もいますし、さらに移民とアイスランド人の子供達、つまり生まれながらに二重国籍を有している人もあるわけです。ですから、こういう「外国人関係者」をすべて勘定に入れるならば、今のアイスランドでの移民(関係者)割合は12%をはるかに超えていくはずです。
さらに、先ほど書きましたように、昨年中に7.000人の外国人が移住してきているというのですから、ここでも他のヨーロッパ諸国並みに移民が一般化してきているということでしょう。
移民の中で一番多数を占めているのはポーランド人です。彼らはこの十年間以上このタイトルを保持しています。13.769人のポーランド人がここには住んでいます。二位のリトアニア人が2.306人ですから、ブッチギリの数ですね。
これも最近ですが、ポーランド政府が国内の労働力が不足し始めているため、外国に出ていっている労働者に帰国を進めているのだそうです。どうなるでしょうか?
我らが日本人ですが、総勢68人。あれ、少な! 男女の内訳は女性が圧倒的で51人。男性は、私を含めて17人。ただし、ここには大使館勤務の方々は勘定されていません(現地採用職員を除く)。また、交換留学の学生さんたちも含まれていません。これらの方々をすべて含めると総勢100人足らずにはなるのではないか、と計算します。
こちらに在住する日本人の数は...?
統計局資料 Hagstofa.is
また、私たちの子供たちの多くはアイスランド人とのハーフですので、彼らもこの数字には含まれていません。子供たちだけで、どのくらいいるでしょうか?7〜80人はいるのではないかと思います。いや、もっといるかも。
ちなみに、私がアイスランド在住邦人の仲間に加わった1992年当時は、確か日本人成人総数は6人か7人だったと記憶しています。それを考えると、やはり増えたもんですね。
日本人では女性が圧倒的多数であることと、子供達の多くがハーフであることを考え合わせると合点が行くでしょうが、アイスランド人男性と日本人女性が結ばれる率がとても高いのです。
交換留学で日本へ行ったり、こちらに来たりしている学生さんたちが、どのくらいの確率で当地で後の配偶者を発見しているのか、真面目なリサーチをして欲しいものです。かなりのものでしょう。
なぜアイスランド人男性と、日本人女性の組み合わせで、その逆は成り立たないのか?仮説はありますが、またそのうち。以前書いたこともあると思います。
理由はともあれ、日本女性はここではモテるのですが、日本男性は別にモテないのです。そして私は日本男性なのです。「アイスランドなど糞食らえだ」と思ってしまう状況のひとつなのでした。
さて、私の記憶に間違いがなければ、統計局は前年のきちんとしたデータを春には開示したと思います。昨年の大規模な「移住」がどのようなものであったのか、新しい資料が出ましたら、またご紹介したいと思います。
日本も大雪とかインフル流行とかで大変なようですね。それぞれにお気をつけてこの冬をお過ごしください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
アイスランドという国名にもかかわらず、メキシコ暖流とかの影響もあってこの国はそんなに厳寒の国ではありません。レイキャビク近郊に限って言えば、豪雪地帯でもありません。寒さにしろ降雪にしろ、日本の方がはるかに寒く、雪も深い土地が多いのです。
実は今日(2月10日)のお昼に、赤ちゃんの洗礼式がありました。お父さんがアイスランド人でお母さんが日本人。お母さんのご両親はアメリカ在住なのですが、孫の顔を見にやってきています。
ところが今日の天気予報がものすごく悪く、とても心配したのです。大雪かつ強風という最悪のコンビが、しかも三日くらい続くと予想されていました。ご両親の旅程があるから、そう簡単に延期できないだろうし、どうしたものかと思いました。
幸い雪は今積もっている以上には積もらず、風は強いですが、まあ「これくらいは」という範疇にとどまってくれ、無事に式を終えることができ、ホッとしています。誰か行いの良い人が私たちの中にいたのでしょう。私ではないです。
さて今回は、アイスランドにはどんな人がどのくらい住んでいるのだろうか?ということに関連することを書きます。今月初めの新聞で、アイスランドの昨年末の人口が348.580人になった、と紹介されていたからです。
加えて、それ以前、一月のニュースで「昨年一年間にアイスランドへ移住してきた外国人の数が7.000人。これに加えて、外国からの派遣労働者が5.000人来ている」というものがあったのです。これは相当な数です。
一体どうなってんだー!?と思い、統計局の資料を覗いてみようと思ったわけです。
残念ながら、こういった変化が統計教の資料に反映してくるまでには、多少の時間がかかります。まだ、2017年末のきちんとしたデータは統計局は発表できていませんでした。
でもせっかくですから、一年前の状況をまずお伝えしておきたいと思います。
さて、これから示します数字は、特に断りがない限り2016年12月31日時点での数値です。まず総人口。338.349人。その一年前の2015年末の人口は332.529人ですから、6.000人弱の増加ですね。
二十年後のアイスランドの人口予想
アイスランド統計局資料 Hagstofa.is
2017年初めの内訳は、男性が171.033人。女性が167.316人。当たり前ですが、大体50-50です。平均寿命はいつも書いていますので割愛。もっと目新しい数字は、いまのアイスランドでの平均年齢です。想像できますか?
これが意外と若いもんで、37.9歳だそうです。そういえばアイスランドの一世帯あたりの子供の数が一時期二人を下回ったのですが、今は二人以上に戻ったと記憶しています。現状を維持するには一世帯、というかお母さんひとり平均で、2,2人の子供が必要なのだそうです。
さて、総人口338.349人中、外国籍のみを持つ住民は(つまり外国人ということです)30.275人。その中のひとりは私です。私が移って来た1992年当時は、外国籍者数は約5.000人でしたから、まあよく増えたものです。六倍。パーセントに換算すると、8,9%になります。
ところが外国からの移民の中にはアイスアンド国籍を取得する人も多くあります。その人たちは、一度アイスランド国籍を取得するとアイスランド人として勘定され(当たり前ですが)、たとえ二重国籍を有していたとしても「外国人」枠からは消えてしまいます。そういった人は、一体どのくらいいるのでしょうか?
1997年からの二十年間で、アイスランド国籍を取得した外国人は全部で10.694人にのぼります。最近の数年間の数値を見てみると、大体七百人くらいが毎年「新しいアイスランド人」となっています。
で、これらの「新アイスランド人」を、「旧外国人」とみなして「外国人」枠に入れて勘定しましすと、2017年初頭の段階での外国人数は一万人増加して40.969人となり、割合も12%に達します。
実際には、1997年以前にアイスランド国籍を取得した人もいますし、さらに移民とアイスランド人の子供達、つまり生まれながらに二重国籍を有している人もあるわけです。ですから、こういう「外国人関係者」をすべて勘定に入れるならば、今のアイスランドでの移民(関係者)割合は12%をはるかに超えていくはずです。
さらに、先ほど書きましたように、昨年中に7.000人の外国人が移住してきているというのですから、ここでも他のヨーロッパ諸国並みに移民が一般化してきているということでしょう。
移民の中で一番多数を占めているのはポーランド人です。彼らはこの十年間以上このタイトルを保持しています。13.769人のポーランド人がここには住んでいます。二位のリトアニア人が2.306人ですから、ブッチギリの数ですね。
これも最近ですが、ポーランド政府が国内の労働力が不足し始めているため、外国に出ていっている労働者に帰国を進めているのだそうです。どうなるでしょうか?
我らが日本人ですが、総勢68人。あれ、少な! 男女の内訳は女性が圧倒的で51人。男性は、私を含めて17人。ただし、ここには大使館勤務の方々は勘定されていません(現地採用職員を除く)。また、交換留学の学生さんたちも含まれていません。これらの方々をすべて含めると総勢100人足らずにはなるのではないか、と計算します。
こちらに在住する日本人の数は...?
統計局資料 Hagstofa.is
また、私たちの子供たちの多くはアイスランド人とのハーフですので、彼らもこの数字には含まれていません。子供たちだけで、どのくらいいるでしょうか?7〜80人はいるのではないかと思います。いや、もっといるかも。
ちなみに、私がアイスランド在住邦人の仲間に加わった1992年当時は、確か日本人成人総数は6人か7人だったと記憶しています。それを考えると、やはり増えたもんですね。
日本人では女性が圧倒的多数であることと、子供達の多くがハーフであることを考え合わせると合点が行くでしょうが、アイスランド人男性と日本人女性が結ばれる率がとても高いのです。
交換留学で日本へ行ったり、こちらに来たりしている学生さんたちが、どのくらいの確率で当地で後の配偶者を発見しているのか、真面目なリサーチをして欲しいものです。かなりのものでしょう。
なぜアイスランド人男性と、日本人女性の組み合わせで、その逆は成り立たないのか?仮説はありますが、またそのうち。以前書いたこともあると思います。
理由はともあれ、日本女性はここではモテるのですが、日本男性は別にモテないのです。そして私は日本男性なのです。「アイスランドなど糞食らえだ」と思ってしまう状況のひとつなのでした。
さて、私の記憶に間違いがなければ、統計局は前年のきちんとしたデータを春には開示したと思います。昨年の大規模な「移住」がどのようなものであったのか、新しい資料が出ましたら、またご紹介したいと思います。
日本も大雪とかインフル流行とかで大変なようですね。それぞれにお気をつけてこの冬をお過ごしください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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