レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

還暦 ダイエット ダルビッシュ

2018-09-09 03:00:00 | 日記
非常に大きな勢力を持った台風21号の上陸で、西日本を中心として大きな被害がまた出てしまいました。亡くなった方が十一人、負傷者は五百人以上とか。また、関西空港が浸水のため孤立化してしまったとかで、これも大勢の方が大変な思いをされたようですね。

その直後に、今度は北海道の地震。こちらでも亡くなった方が二十一人、さらに不明の方が十三人もいらっしゃるそうです(8日夜時点)。さらに北海道全域が停電になってしまったとか。

酷暑の夏に加えて、二重三重の自然の猛威という感じがします。亡くなられた方々に弔意を表し、また被害に会われた皆さんにお見舞い申し上げます。救済や諸事の復旧作業のために力を注がれている皆様のこともお祈りさせていただきます。

レイキャビクでは、結局夏らしい夏は来ないまま終わってしまいましたが、まだ秋になりきってはいません。つまらない夏でしたが、反面、被害をもたらすようなストームもありませんでしたし、まあ、これで文句を言ったらバチが当たるでしょう。

さて、前回少しばかり、私が春の終わりあたりからはまり始めていたダイエットのことを書きました。その中でも触れましたが、ダイエットとかは、とにかく皆が皆様々なことを主張しますので、別に「これじゃなきゃダメ」という性格のものではないのだろうと思います。もちろん、糖尿病その他の栄養管理を厳しく行わないといけない条件がある場合は別ですが。




ケトジェニックダイエット
Myndin er ur Quora.com


Workout Youtube「Athelearn-X」で大変人気のあるトレーナーのジェフ・カバレロさんも、ある回で「ケトジェニックダイエット」について述べた時、「自分にあった食事法というのがあるものだから、『これ以外は間違っている』というのだけはやめてくれ」というよう意見を述べられていました。アーメンです。

加えて、ダイエットが、フィットネスやワークアウト(昭和な私は「筋トレ」と言いますが)、ヨガ等と結びついて、これほど普遍なトピックとなっているのは、それが人それぞれのライフスタイルと密接に関連しているからではないか、と考えます。

だから、朝の金色の陽光の中を、毎朝三キロジョギングして、フルーツとヨーグルトの朝食を取る人がいたとして、それはジョギングが身体に持たらす有酸素運動の良い影響と、フルーツとヨーグルの栄養バランスだけが目的なのではなくて、そういう風に一日を始めるライフスタイルをその人が求めているものなのだ、と思うわけです。

いいことですよね。まあ、たまに(あるいはもう少し頻繁に)、きつめのお顔のおばさんが、これもきつめのタイツをまといながら、外から丸見えに仕様したフィットネスジムで汗を流しているのが(嫌でも)目に入ることがありますが、その際の「どう?このワタシを見て!」的オーラは遠慮したいところです。

そういうのを偏見というのでしょう。そういう目で人を見るから、自分もどう見られるのかと恥ずかしくなって、ジムに行けなくなっちゃうんだよな。反省します。気持ちはこもっていませんが。(^-^;

とにかく、私も週四回ペースで筋トレをするようになり、それに合わせて食事も変えてきているわけです。ケトジェニック的な方法を取っているので、パンやご飯、麺類にはサヨナラしています。肉、魚、野菜には食らいつきます。

「六十歳直前にしてなぜそんなにつまらないことを?好きなものを楽しめるうちに楽しんだ方がいいのではないか?」ということも頭に浮かびました。「還暦前に筋トレしたって、さすがにもう手遅れだろうが?」という声も聞こえてきました。




超人気のワークアウト指導Youtube Athlearn-X
Myndin er ur AthlearnX.com


ですけどね、筋肉はちゃんとできてきますよ、還暦前でも。体脂肪も減って行きます。これは誰もがが体験できることではないでしょうから、私自身の「実際体験」でお話ししておきます。

そんなにメチャきついワークではなく、自宅で一時間弱のエクササイズでも、週三、四回ペースで続け、さらに自分用のダイエットに専念してみたところ、三ヶ月で身体の成り立ちは驚くくらい変わりました。

もとより極太ではありませんでしたが、お腹はポッコリの見本で、気を抜いていると「五ヶ月くらいですか?」になってしまっていました。なんせ、身長168,5cmの体重67kgでウェスト85cmのジーンズが苦しく感じられる毎日でしたから。

今現在は、ベルトをきつめにしないと、ズルけて脱げてしまいそうな気がします。寝起きになんの力をいれていなくても、お腹は平らですし、腹筋もそれなりに割れて見えます。ビミョー。シクックスパックバキバキとまではもちろんいきませんが、「夢じゃねえよ」という気になれるくらいです。還暦二ヶ月前のおっさんとしては全然悪くない。

そうなってくると、これはこれで楽しいのです。好きなもの食べて、だらしのないボディを保つよりは、白米ガマンしたってシックスパックの夢をぶら下げている方が楽しいです。

もう少し正確に言うと、「ダイエットが楽しい」「筋トレが楽しい」という個別のことというよりは、「それらをひっくるめて生活を設計する」ことが楽しく感じられるのだと思います。だから、きっと、それが私の求める「ライフスタイル」になったんでしょうね。

なんでもっと早くそうしなかったのか?という大きな疑問は残りますが。それは、またの取り組み。それはそれなりの理由、言い訳、開き直りがあろうかと思います。

ところで、そういった筋トレやダイエットのYoutubeとかを、いろいろ見ているうちに、大リーグはカブスのダルビッシュ選手も「ケトジェニック」実践者であるということを知りました。

私は大リーグのファンでもあるのですが、ダルビッシュ選手の場合は、以前からのマスコミの報道などでなんとなく「ものの言い方を知らない」「気に入らない」感を持っていました。で、特に応援もしなかったのです。




現在はシカゴカブスのダルビッシュ投手
Myndin er ur Chicago.cbslocal.com


ところが、そのダルビッシュがアリゾナの自宅にカメラを招いて、食事法とかを紹介したテレビ番組のビデオを観て驚きました。三年くらい前の番組だったと思うのですが、とても礼儀正しく、かつ誠意を持って取材の人に応じていたからです。

まあ、これこそ私の偏見でしたね。それから、ダルビッシュ選手の他の番組でのインタビューとかも観てみたのですが、やはり率直でかつきちんとした仕方で話をしますね、彼は。「嫌い」一転してファンになりました。今シーズンはまた肘を痛めているようですが、来シーズン前に完治してもらいたいものです。

話し方だけではなく、語っている内容も実のあることが多いです。ダイエットについても「自分の意思の問題だし、(プロ野球人としての)優先順位ということもあるし」 やはりライフスタイルに通じるものがあります。

「自分には絶対責任があると思うんです。... 生まれつき障害があって、野球をやりたくてもできない人だって絶対いるし。そういう人が、もし野球をやれたとしたら、ここまで(徹底的に)賭けてくると思うんですよね。それに気がついてから、僕も変わりました」

と、いうとうようなことを語ってくれていました。他にも、興味深いことを言っていましたが、それはまた別の機会に。

話しの軸がずれてしまったようで、すみません。ですが、それが面白いところなんです。ダイエットに続いて、筋トレが始まって、そのふたつが相乗効果でどんどん深まっていって、生活の中のひとつの軸みたいになります。

それが、またダルビッシュ選手とか外の世界の人たちの生き方と出会ったりして、またまた幅ができたりするわけです。

さて今回の締めは、ダイエット、筋トレに迷っているかもしれないご同輩諸氏へ。やったほうがいいですよ、遅くないから。やればできる、Yes, You Can!


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is
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