いやいや、師走も前半戦がまもなく終わろうとしています。皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
レイキャビクでは、一時の 厳寒の日々は抜け、どちらかというとまた暖かい日々に戻っています。先週半ばからは6〜7˚Cにまで戻りましたし、天気予報ではこの調子が今週も続く、と言っています。ホントかね?
本文とは無関係なようで関係あり この自然の静寂を心に
Myndin er eftir Matt_Palmer@Unsplash
ワタシ自身は忙しさに拍車がかかってしまいました。動画作りは続いています。普段は大人たちが「主演」の動画ですし、教会の動画というのは基本的に「静か」な作りですので、それほどの作業はありません。
ところがクリスマス前には必ず「子供が主役」になる機会があるのです。アドベンツクランツという四本のキャンドルの立つリースがあります。これにクリスマスまでの毎日曜日に一本ずつ灯を灯していくのが習わしなのですが、その火付けの役割は、だいたい子供が受け持ちます。
その他にも、子供たちのコーラスはクリスマス期には必須。当然動画にもご出演いただきます。それだけで撮影者の苦労は倍増。なんせ、ガキ...じゃない、可愛い良い子の皆さんは、飽きっぽいし、箸が落ちても笑い転げるし、大人の言うことは聞かないし...
というわけで、たった十五分の動画のコンテンツの撮影に三時間を費やしましたよ。マジな映画か?
心の狭いワタシは、動画の撮影、編集だけですでに相当カリカリきているのですが、先週も書きましたように、生活上の困難を抱える人たちはいつでもいるのです。夫婦の危機の相談や、自殺未遂の人のカウンセリング、難民申請が拒否された人への支援など相変わらずあります。
そこへもってきて、この時期になると「クリスマス前なのにご飯を買うお金がない」「家には小さな子供もいるの」という人が加わってきます。この皆さんには、一つの共通項があり、必ずアポなしで突然現れるのです。
困っているから来るのはわかりますが、その反面こちらのイライラが上昇するのも不可避。徳が足りないワタシでした...
クールな静寂を我がココロに
Myndin er eftir Joshua_Howey@Unsplash
ところが、さらにイライラのタネがあります。それはワタシのマックです。
私はもう十年以上もアップルユーザーで、身辺のそういう機器はだいたいアップルで統一されています。
私の職務上でのコンピューターの利用というのは、伝統的には、情報集めのためのネット閲覧、お説教を書いたりするファイル関係、「ながら作業」をするためのYoutube視聴、のようなことがメインです。
コンピューターの使用ランクとしては「軽度利用者」に属するものと考えます。ただ、大切なことは「いつでもないと困る」ということです。特にアイスランド語のネット辞書は、生活必需品で一日二十四時間ないと困る、と言っても大袈裟ではありません。
そういう「どこでもアクセス」環境という点では、アップルだと一貫性が保てるので都合が良いのです。「だってアップルが好きなんだもん」というのもありますけど...
自宅で使っているのは、iMac21インチ、レティナディスプレイの中で一番安いやつです。これがですねえ、最近特に遅いのです。ワードを開くのに何分、クロームを開けるのに何分、という感じで、キーボードに指をを叩きつけるか、というくらいまでイライラ倍増。
そこへこのところ加わったのが、ワードでの日本語の「とろさ」。これはOSのアップデートと関係しているのではないか、と想像するのですが、日本語の理解力が数段落ちた気がします。いつもこうだったわけではないのですけどね。
まずは時折ですが、打ち込んだ文字がディスプレイに現れるまでに数秒を費やすことがあります。さらに変換キーを叩いても何も起きず。フリーズ... 数秒。
さらに変換のとろさ。例えば「レイキャビク」という頻繁に使用する単語。これを打ち込んで転換しても「例キャビ区」だの「レ行きゃびく」だのが出てきます。普通、始めはそういうバカ転換をしても、使っているうちに使用頻度の高いものを学習するのがコンピューターでしょう?
学習能力のないマック...
毎回これですからね。何でかねー?オマエは学習能力がないのか!?と喚きたくなってきます。
そして、最近の動画編集。これも遅〜い。でも、まあ、これは許します。もともとインテルcore5で作業用メモリーが8GBの廉価版iMacですから、多少ともヘビーな作業は荷が重いのは仕方ないでしょう。何と寛容なワタシ。
で、しばらくの間、マックプロの16インチに乗り換えようか?と考え始めているのです。2020年版のマックプロは総じて良い評判を得ているようです。スクリーンが今より逆行して小さくなってしまいますが、まあ、今のイライラが解消されるなら我慢できましょう。
しかし、ここで最後のイライラ、というか難関。値段が高い。「高い」ではなく、一字ずつ区切って「た」「か」「い」のです。
マックブックプロの16インチ。なにもカスタマイズしないスタンダードバージョン。2.3GHz 8コアプロセッサ 1TBストレージ。日本のアップルのサイトでの標準価格は288800円。
アップル公式サイトより
Myndin er ur Apple.com/jp
これって、皆さんの感覚ではどうですか?高いですか?安くはないですよね。多分、お店を選ぶならもっと安くなるのでしょう。
しかしです。そんなものではないのです。アイスランドの現実。
この同じマック。こちらで買うと... ジャーン!!
579990クローネ。
This is Iceland... , too...
Myndin er ur Epli.is
OK。日本の価格は消費税抜きですから、消費税10%を足して317680円。これに今の円−クローネのレートで換算すると、約390000クローネ弱になります。だいぶ差は縮まりましたが、これでも二十万弱の差があります。
ちなみにアイスランドの価格は消費税込み。日本円に換算すると、この差は約十六万円。
全体価格で二十九万円の品物について、十六万円価格が高いのですよ。これって、どう思われますか?
「アイスランド、いいなあ」というお声をちょくちょく耳にしますし、それはそれで嬉しい思いもありますが、こちらの価格差もまた現実なのです。
と、いうわけで、この乗り換えは今のところサスペンドになっています。今のワタシの財政では「ふ」「か」「の」「う」なのでした。まあ、あと一年くらいして、それまで他の無駄遣いをしなかったら、多分買い換えるでしょう。
と、いうことは、あと一年はこのアホな日本語転換に付き合わなくてはならない、ということ。買い換えるまでの間に、ワタシが高血圧で倒れるか、はたまた切れてキーボードを叩き壊すようなことになるかも、ですねー。
そうならないうちに、アップルさん、日本語機能を回復させてくださいませ。
皆様におかれましては、師走のせわしさとCちゃんの存在にイライラを増さず、アドベントの平和を心のうちに保ってくださいますよう。
と、徳の足りない牧師は祈ります。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
レイキャビクでは、一時の 厳寒の日々は抜け、どちらかというとまた暖かい日々に戻っています。先週半ばからは6〜7˚Cにまで戻りましたし、天気予報ではこの調子が今週も続く、と言っています。ホントかね?
本文とは無関係なようで関係あり この自然の静寂を心に
Myndin er eftir Matt_Palmer@Unsplash
ワタシ自身は忙しさに拍車がかかってしまいました。動画作りは続いています。普段は大人たちが「主演」の動画ですし、教会の動画というのは基本的に「静か」な作りですので、それほどの作業はありません。
ところがクリスマス前には必ず「子供が主役」になる機会があるのです。アドベンツクランツという四本のキャンドルの立つリースがあります。これにクリスマスまでの毎日曜日に一本ずつ灯を灯していくのが習わしなのですが、その火付けの役割は、だいたい子供が受け持ちます。
その他にも、子供たちのコーラスはクリスマス期には必須。当然動画にもご出演いただきます。それだけで撮影者の苦労は倍増。なんせ、ガキ...じゃない、可愛い良い子の皆さんは、飽きっぽいし、箸が落ちても笑い転げるし、大人の言うことは聞かないし...
というわけで、たった十五分の動画のコンテンツの撮影に三時間を費やしましたよ。マジな映画か?
心の狭いワタシは、動画の撮影、編集だけですでに相当カリカリきているのですが、先週も書きましたように、生活上の困難を抱える人たちはいつでもいるのです。夫婦の危機の相談や、自殺未遂の人のカウンセリング、難民申請が拒否された人への支援など相変わらずあります。
そこへもってきて、この時期になると「クリスマス前なのにご飯を買うお金がない」「家には小さな子供もいるの」という人が加わってきます。この皆さんには、一つの共通項があり、必ずアポなしで突然現れるのです。
困っているから来るのはわかりますが、その反面こちらのイライラが上昇するのも不可避。徳が足りないワタシでした...
クールな静寂を我がココロに
Myndin er eftir Joshua_Howey@Unsplash
ところが、さらにイライラのタネがあります。それはワタシのマックです。
私はもう十年以上もアップルユーザーで、身辺のそういう機器はだいたいアップルで統一されています。
私の職務上でのコンピューターの利用というのは、伝統的には、情報集めのためのネット閲覧、お説教を書いたりするファイル関係、「ながら作業」をするためのYoutube視聴、のようなことがメインです。
コンピューターの使用ランクとしては「軽度利用者」に属するものと考えます。ただ、大切なことは「いつでもないと困る」ということです。特にアイスランド語のネット辞書は、生活必需品で一日二十四時間ないと困る、と言っても大袈裟ではありません。
そういう「どこでもアクセス」環境という点では、アップルだと一貫性が保てるので都合が良いのです。「だってアップルが好きなんだもん」というのもありますけど...
自宅で使っているのは、iMac21インチ、レティナディスプレイの中で一番安いやつです。これがですねえ、最近特に遅いのです。ワードを開くのに何分、クロームを開けるのに何分、という感じで、キーボードに指をを叩きつけるか、というくらいまでイライラ倍増。
そこへこのところ加わったのが、ワードでの日本語の「とろさ」。これはOSのアップデートと関係しているのではないか、と想像するのですが、日本語の理解力が数段落ちた気がします。いつもこうだったわけではないのですけどね。
まずは時折ですが、打ち込んだ文字がディスプレイに現れるまでに数秒を費やすことがあります。さらに変換キーを叩いても何も起きず。フリーズ... 数秒。
さらに変換のとろさ。例えば「レイキャビク」という頻繁に使用する単語。これを打ち込んで転換しても「例キャビ区」だの「レ行きゃびく」だのが出てきます。普通、始めはそういうバカ転換をしても、使っているうちに使用頻度の高いものを学習するのがコンピューターでしょう?
学習能力のないマック...
毎回これですからね。何でかねー?オマエは学習能力がないのか!?と喚きたくなってきます。
そして、最近の動画編集。これも遅〜い。でも、まあ、これは許します。もともとインテルcore5で作業用メモリーが8GBの廉価版iMacですから、多少ともヘビーな作業は荷が重いのは仕方ないでしょう。何と寛容なワタシ。
で、しばらくの間、マックプロの16インチに乗り換えようか?と考え始めているのです。2020年版のマックプロは総じて良い評判を得ているようです。スクリーンが今より逆行して小さくなってしまいますが、まあ、今のイライラが解消されるなら我慢できましょう。
しかし、ここで最後のイライラ、というか難関。値段が高い。「高い」ではなく、一字ずつ区切って「た」「か」「い」のです。
マックブックプロの16インチ。なにもカスタマイズしないスタンダードバージョン。2.3GHz 8コアプロセッサ 1TBストレージ。日本のアップルのサイトでの標準価格は288800円。
アップル公式サイトより
Myndin er ur Apple.com/jp
これって、皆さんの感覚ではどうですか?高いですか?安くはないですよね。多分、お店を選ぶならもっと安くなるのでしょう。
しかしです。そんなものではないのです。アイスランドの現実。
この同じマック。こちらで買うと... ジャーン!!
579990クローネ。
This is Iceland... , too...
Myndin er ur Epli.is
OK。日本の価格は消費税抜きですから、消費税10%を足して317680円。これに今の円−クローネのレートで換算すると、約390000クローネ弱になります。だいぶ差は縮まりましたが、これでも二十万弱の差があります。
ちなみにアイスランドの価格は消費税込み。日本円に換算すると、この差は約十六万円。
全体価格で二十九万円の品物について、十六万円価格が高いのですよ。これって、どう思われますか?
「アイスランド、いいなあ」というお声をちょくちょく耳にしますし、それはそれで嬉しい思いもありますが、こちらの価格差もまた現実なのです。
と、いうわけで、この乗り換えは今のところサスペンドになっています。今のワタシの財政では「ふ」「か」「の」「う」なのでした。まあ、あと一年くらいして、それまで他の無駄遣いをしなかったら、多分買い換えるでしょう。
と、いうことは、あと一年はこのアホな日本語転換に付き合わなくてはならない、ということ。買い換えるまでの間に、ワタシが高血圧で倒れるか、はたまた切れてキーボードを叩き壊すようなことになるかも、ですねー。
そうならないうちに、アップルさん、日本語機能を回復させてくださいませ。
皆様におかれましては、師走のせわしさとCちゃんの存在にイライラを増さず、アドベントの平和を心のうちに保ってくださいますよう。
と、徳の足りない牧師は祈ります。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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