レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

雪のレイキャビク

2013-12-19 05:00:00 | 日記
ここのところ「牧師さんのお話し」っぽい内容が続きましたので、少しクリマス前のレイキャビクの日常に戻ってみたいと思います。

さてクリスマスまで一週間を切りましたね。クリスマスの様子については昨年いろいろと描写してしまいましたので、多少重複するところがあるかもしれませんが、請う、ご容赦。m(_ _)m

今年のカレンダーでは来週の月曜日がソルラウクス・メサと呼ばれる楽しい日で、翌日の火曜日がクリスマス・イヴ、そして水曜日がクリスマスの第一日、翌日が第二日です。

ソルラウクス・メサについてはこちら

というわけで来週は事実上クリスマスになってしまいますので、準備とかを終えるには今週末までしかないわけです。ワタシなどは仕事の時間の融通がつきますので楽をさせてもらっていますが、職場にきっちり縛られている人たちにとってはストレスのたまる時期であろうと想像します。

もちろんお店も普段よりは長く営業しているのですが、やはり町中がせかせかしたリズムになっていますので、この時期は特にスーパーの駐車場などでの車の出し入れは気をつける必要があります。

そして今年は特にそうです。なぜかというと雪が多いからです。アイスランドはその名前が表すほど寒い土地ではありません。真偽を確かめたことはありませんが、アイスランドはラテン語のEsoles、つまり後の英語でislandとなった言葉と同じで「島」を意味するだけだ、ということを聞いたことがあります。




Myndin er úr Visir.is


北部ではともかくレイキャビクなどの南部では冬でもそれほど寒くもなければ、根雪になるほど雪が残るということもないのが通常です。

ところがです。今年は十一月の末からマイナスをキープする毎日が続いていて、時折マイナス10度とかにも達しています。加えて雪がよく降ります。雪がない道を走ったのはいつだったろう?と本気で考えるくらいに雪が消える前に次の降雪があります。

もちろん日本でも新潟や青森の人たちからみればまだまだ「小雪ちゃん」なんでしょうが、それは比較の問題であって、沖縄の人から見れば大雪に違いありません。さすがにワタシも疲れてきました。

いつもなら十台並べる駐車場にはよくて七台。ちょっと表から入った裏方の対向二車線の道は一車線化してしまっています。ワタシの古アパートの前の通りは狭い一方通行路なのですが、両側が居住者のパーキング・スペースになっているため、雪掻き車が入ってきてくれません。雪を寄せると駐車スペースがなくなりますから。

その結果が恐ろしいのですが、車の轍(わだち)がはっきりとついてしまい、しばらくすると逆線路化して二本の凹になってしまいます。そこへまた雪が降るとだんだん深い凹になっていきます。

そうするとですねえ、ワタシの謙虚なカローラちゃんは自分の駐車場へ入ろうと右へ入ろうとしても轍から抜けられなくなってくるのです。(ワタシの古アパートは一階部分がパーキングになっているので、路上駐車しなくてすみます)

この状況が来る度に四駆が欲しくなりますが、貧乏牧師には高嶺の花です。トホッ...

外で仕事をする人にはもっと厳しいようです。昨日のニュースですが、郵便局が国民向けに「自宅前の雪掻き」のお願いを発表しました。「ポストマン・パットが無理なく郵便受けまでたどりつけるように」との懇願です。確かに何軒も重なれば笑いごとではないでしょうね。

まあ物事すべてプラスとマイナスがありますから雪が降っていいこともあります。まずは街が明るくなること。雪があるとないとでは相当この「明るさ」感覚には違いが出ます。次は街が静かになること。これも雪の持つ消音効果は相当なものがありますね。

そして最後に、やはりホワイト・クリスマスは雰囲気があります。今年はこのままいけばまずホワイト・クリスマスになってくれることでしょう。

どこの国や地域でも土地柄というものはあるでしょう。文句を言うのも人の常でしょうが、最後はポジティブ・シンキングで締めたいものです。


応援します、若い力。Meet Iceland


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com


コメント
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