教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

JASRAC(ジャスラック)

2016-03-01 | 日記

日本音楽著作権協会。


公共の場で、著作権がある音楽を使用する(生演奏含む)を場合は、

一定の著作権料を払わなければないらない・・・そうだ。NHKみたいね。

 

音楽CDや映画作品など、著作権が発生する作品は守られていいと

思う。確かに。

 

まあでもね~、こういった小さなライブハウスや喫茶店、ジャズ喫茶など、

何百人も集客が見込めるわけでもない場所からでもお金を徴収するのも

どうかと思うけどねえ。そしたら学園祭もコピーバンドは出てはいけない

ことになる。

 

さて、T☆ROCKSは営業当初から毎月年貢を払っているので、出演

してくれるみんなは安心してカバー曲を演奏してもOK。

まあ、本来なら、「完全オリジナル曲を演奏するバンド」と「カバー

曲を含む演奏曲のあるバンド」と出演ノルマを変えなければならない。

しかしそんなことを言っていては、気軽に「今回カバー曲を一曲入れよう」

などと言えなくなるし、カバーバンドは損している感じになってしまう

危険性もあるので、店が著作権は全部持っているから大丈夫ですよと

言う体でやっているわけですね。

 

んで、最近、ハガキなどで「無作為に選んだあなたの店で調査をさせて

くれ」と言う依頼が来ていて(以前から、一か月に演奏された著作権の

発生する楽曲を書いて提出してくれとの依頼も数か月に一回ほどあり)、

まあ面倒なので放っておいたんだけど、電話がかかってきて直々にお願い

されたんだけど、丁重にお断りした。

 

映画などをデジタルコピーして上映して収益を上げるのと、曲を

カバーして生演奏するのとでは随分違うと思うんだけど、それも

一緒になって著作権が発生するのもどうかね。生バンドでカバー

する時点で随分劣化しているはずだけど(笑)。

 

まあ、難しいのが、例えばNITE-RANGERでNIGHT-RANGERの

カバーをやって、NIGHT-RANGERファンが大勢詰めかけ、それで

NITE-RANGERのメンバーが生活できるほど収益が出た場合は

確かにNIGHT-RANGER(ややこしいな)のメンバーにお金が行くように

すべきとは思うけど、ライブハウスに出演しているバンドでセットリストに

東京事変とかGO!GO!7188などの楽曲が並んでいたとしても、その

楽曲を目的に見に来たりはしないでしょ、友達だから見に来るだけでしょ、

普通は。

 

その辺の線引きが出来ていないと言うか、まあ、非常に難しいことに

なるわけだけど、うまくやってくれないものかね。

 

店をやっていると、本当に「あれ払え、これ払え」って毎月お金が必要に

なる。こっちだってモグリでやっているわけではないから、払うべきものは

しっかり払っているが、突き詰めるとそれは出演者にも関係してくるわけで、

なるべく出演者に負担をかけさせないで演奏をしてもらい、尚且つ、いい

環境、いい音響、いい機材で歌ってもらいたいので、かけるお金は

すべて機材方面にかけたいのだがね。著作権料のために機材が買えない

では本末転倒。

 

それでも出演者はそんなことはまったく関係なく、良い機材、良い環境を

望む。当然のことだ。

 

JASRACだけではないが、音楽業界全体が自分で自分の首を絞めている

ような、それも真綿で絞めているような、縮小していくような流れになること

だけは避けて欲しいよね。

 

 


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