続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

国難突破解散ではない。自身の窮地突破のための解散だ

2017年09月25日 | 節操のない解散権の乱用



大義なき解散、臨時国会冒頭での解散は疑惑追及逃れの解散などと非難されながらも総理は28日の冒頭解散宣言をした。
会見では国難突破の解散とか大事な消費税の使い道を変更するには国民に信を問う必要があるなどと手前勝手な屁理屈を
並べての会見にはうんざりした。しかし唐突に言い出した消費税の使途変更などはそれこそ臨時国会で与野党で徹底議論し、
政権与党の(正しいと思う)案に反対されればその時にこそ解散を実行すれば済むことである。何故今なのか全く説明が
なかった。北朝鮮の暴走脅威が迫っている今の国難時に政治空白が生じる解散総選挙している場合かと言いたい。

正直に「自分への疑惑から内閣支持率が低迷している今、幸いにも最大野党の民進党内がごたついている上に脅威の小池新党が
地固めしないうちに選挙に打って出るのが好機と見たから」と言えばよい。国難よりも自分や党にとってのチャンスを最優先した
正に党利党略、国民不在の政治姿勢である。迫りくる北朝鮮の暴走脅威そっちのけにも拘わらず臆面も無く「国民の安全と生命を
守るのが私の使命だ」とも。
安倍さんは会見で「税は大切だ。ましてや税の使い道を変更することは国民にとって大きなことだ」と発言されていたようだが
それなら森友疑惑の核心部分、国有地の不透明な不当廉売、加計学園疑惑にまつわる行政の私物化に伴う多額の補助金支出など
血税の不明な使い方について真っ先に説明して自身の疑惑を晴らすべきである。それもしないで税の大切さなど語る資格など全く無し。
総理は総選挙の度に一体どれだけの血税が使われると認識しているのか?700億とも800億とも言われているではないか。この財源を
子育てや医療・福祉に使えばどれだけの人が救われることか。全く無駄な選挙、任期までしっかり仕事せよと言いたい。

今回の選挙は正にこの4年間の安倍政権による独裁的な強権政治と安倍総理や総理夫人、そして安倍政権中枢に巣食う権力構造に
対する信任投票であるから徹底してその点を争点にしなければならない。消費税の使途変更などは解散の大義を問われて後講釈で
くっつけただけの薄っぺらい言い訳で何も有権者の胸に響かない。失笑ものである。

今度こそ安倍政権に終止符を打つ好機到来。野党の皆さんの一致結束と小池新党の大躍進を期待してやまない。

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