続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

文春にあっぱれ・・・とは悲しい日本の政官腐敗

2021年02月22日 | 国民に対する背信

菅総理の息子による贈収賄疑惑はいよいよ泥沼の様相を呈してきた。森・加計疑惑と同じ構図である。
総理官邸中枢に近い人物による行政を歪める様は全く同じと言ってよい。それにしても行政マンのモラル低下も
甚だしい。総務省の幹部連中の殆どが菅総理の息子の言うなりになって政管癒着が常態化していたのである。
少なくともキャリア官僚を志した当初は清廉潔白な公僕として納税者である国民に恥じない行政マンを目指した筈。

連日TV中継が入ってる国会に招致された総務省の幹部そろって「仕事の話をした記憶がない」「行政が歪められた
ことはない」と平気で嘘をつくその性根が腐りきっている。
さすがに文春からの音声録音を示されては認めるしかないが、それでも「そんな話をしたんだろうな」とまともには
認めない、どこまでも下劣な態度には本当に腹が立つ。潔く自らの罪を認める最低限のモラルまで捨て去っている。
又国会中継での野党の追及にもイライラする。相手が「記憶にない」と言えば「記憶にないのと不正の事実がなかった
のとは全く別問題である」むしろ事実としてあったことを記憶から消したいからそういう答弁になるのだと。何故食い
さがらないのか。不思議でしょうがない。
「無ければ無い」と答えるのが本来の答弁であり「記憶にございません」というのはかつてロッキード事件で小佐野氏
が使った逃げの答弁手法で実に古典的。これで逃げられるのなら常に「記憶にありません」で終わってしまう。

しかしここまで許認可権を持つ総務省が幹部総出で特定の放送業者とズブズブの関係を長年続けていたのならもう検察
による汚職事件として捜査するのが法治国家のあるべき手順だと思うが。所詮総務省の内部調査では「適当にお茶を濁す」
程度の調査で終わってしまう。そんな生ぬるい調査で済まされる次元の疑惑ではない。時の総理が絡んでいるのだから。
又公務員は近じか処分されるらしいが、では贈賄側の菅総理の息子や会社への処分はどうなされるのか。全く論じられない。
総務省幹部はここまで実態が明るみに出ても未だに「行政が歪められた事実はない」と断定しているが、もうここまでの
癒着ぶりが明白になった時点で「行政は大きく歪められた」と判断するのが世の常識である。このまま許してはいけない。
そして歪められた行政の検証をして元に戻すことと業者と役員への厳しい処分が実行されなければ国民は納得しない。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。