この絵の女性は、樹齢千年を超える枝垂れ桜の精です。
それが人間の姿になって現れたところ・・。
彼女は、人間の男に恋をしましたが、結ばれませんでした。
桜の若木のまま、想いを秘めて佇んでいただけだったからです。
そのうち、男は、寿命で死んでしまいます。
二度目の転生でも、二人は出会ったにも関わらず、恋は実りませんでした。
男は、今度も寿命で死に、3度目の転生でまた出会ったのです。
その間、春を数えること千回、千年の月日が過ぎておりましたが、
枝垂れ桜の精は、その男の善良で美しい魂が忘れられず、ずっとずっと待っていました。
そして、運命的な三度目の出会いを果たしたのです。
三度の人生で、男の姿形はそれぞれに違いますが、彼女にははっきり判るのでした。
枝垂れ桜の精は、一途な美しい娘となって、ついに男の前に姿を現します。
男は、どこかで出会ったような気もしますが、当然ながら判るはずがありませんでした。
二人は、この先、どうなっていくのでしょうか・・千年の恋は成就するのでしょうか。
そういう物語が、この絵には秘められております。
我ながら、ロマンチストやな~と思います
昨日は、アクセス数1761PVでした。ありがとうございます
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