クレオパトラ第3弾ですけど、ほぼ失敗と言えるくらい粗いです。
なんでかな~こういう日ってあるんですよね~
まあ、でも、なんとなくタイトルでお分かりかと思いますが、
シーザーを味方につけたと確信して、酔っぱらっているクレオパトラです。
王座失墜後、いち早く、時の英雄シーザーを口説き落としたクレオパトラは、
自分を王座から追放した弟を退け、再びファラオとして帰り咲きます。
ローマの英雄であったシーザーの後ろ楯を得ることに成功したわけですが、
この絵は、そんなクレオパトラが、さらに大きな野望を抱こうとしているところです。
この頃の彼女の夢・・野望は、シーザーと組んで世界帝国の女王になることでした。
エジプトの安泰を計るだけでなく、ローマとエジプトを併合した国家の女王の座を望んでいました。
シーザーにとっても、クレオパトラと手を組むことは、願ってもない事であって、
当時、世界で最も潤っていた国家を従え、盤石の経済的基盤が得られたわけです。
紀元前とはいえ、エジプトの首都アレクサンドリアは、すでに国際貿易都市であり、
エジプトは、年に3回も麦が収穫できるような肥沃な大地を有していました。
ローマの独裁執政官シーザーと、クレオパトラは共に協力して、大いなる野望に向かって進んでいきます。
2人の間に出来たシーザリオンは、その巨大帝国の王になるはずだったのです。
しかし、シーザーは暗殺され、彼女は、ローマから逃げるように去ることになります。
それでも、クレオパトラは、今度はアントニウスを手玉に取ってしまうのでした・・。
いやはや、どこまでもローマ帝国に食い下がるクレオパトラ・・・恐るべし!!
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