疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

伊藤若冲の作品

2017年01月07日 | Weblog

若冲『その貌(かたち)をつくし、その神に会い、心得て手応ず』

これは、何事においても、神髄に迫る人の言葉だ。



その貌(かたち)をつくし:徹底的に観察を極め

その神に会い:存在のすべてを完全に把握して、

心得て手応ず:手が自然に動く。














「動植綵絵」を描いた後、

『この絵を見る眼をある者を千年でも待つ』と言って、相国寺に寄贈したそうな・・。


ただの絵師ではなく、生物学的、解剖学的な見識があったに違いない。

写実主義が導入されようとした時代に現れた代表的絵師である。




















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2 コメント

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これこそ (ゆぶ)
2017-01-07 13:41:23
これこそ、酉年の初頭に
相応しい日記ですね!!


若冲『その貌(かたち)をつくし、その神に会い、心得て手応ず』

深すぎて、理解できませんが(できるわけがない)

まず、貌(かたち)を尽くすこと自体が

凡人にできることでは ありませんよね。

ものすごい行列ができたわけです。

生命の力強さを感じて 生きていく気持ちになれる
日記を ありがとうございますm(__)m

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ゆぶ様 (トリトン)
2017-01-08 01:18:16
若冲『その貌(かたち)をつくし、その神に会い、心得て手応ず』

多摩川の堤防沿いの芝生に座り込んで、
飛び交うユリカモメを眺めながら、
この言葉を、何度も何度も繰り返してしまいました。

それほど僕の心に響きました。
300年後のつたない絵描きの心に、また、弓引きの心の底にまで響きます。
FBでも、他の絵描きさんの方にもこの言葉を届けたくて紹介しました。

また、この言葉は、写実主義以上の深い造詣がありますね。

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