サラサラ~と描いた作品ですが、
元は、ある絵描きさんのものです(笑)
まあ、習作(絵のお勉強)ですけど、
白状しない限りは、絶対に元絵はわからないでしょう。
タイトルは「風の女神」とありますが、
ギリシャ神話を探してみると、風の神は、みんな男神でして・・。
でも、この絵は、美人画ですから、女性なんですね。
だから、どこかの神話の風の女神だと思っていただければよろしいかと・・(笑)
できれば、西風の神様ゼピュロスにしたかったんですけど、
温和で春と豊穣を運んでくるこの神様は、実は、奥さんが何人もいるし、
少年を愛してしまったけど逃げられ、あげくに殺してしまうしで、どうにもこうにも・・
有名な絵画では、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」で左側に描かれております。
ちなみに、この風の神と抱き合って飛んでいるのは、奥さんの一人で花の神フローラです。
風の支配者でアイオリアって神様もいるみたいですけど、
こっちは、検索すると「聖闘士星矢」のキャラでなんかかぶるし・・。
そういや、徳永英明で「風のエオリア」って歌もありましたね。
こんなCMを思い出しました・・・印象的でとても好きでした。
おそらく、風⇒嵐⇒雷などの関連性、乾燥地域では風⇒砂嵐・熱風など、苛烈な自然現象が多いからでしょうか…。
逆に、同じような流動性を持ちながらも、水の神は、海神は男性ですが、女神が多い傾向にあるようです。
確か、その辺りは、原始オカルティズムの思想も関わっていたような…(思案)…。
多神教に置いて、男神は、かなり浮気性な方々が多いですからね(苦笑)。
ギリシャ神話のゼウスを代表に、多神教の最高神が、その筆頭だったりします。
この辺りは、神話を信仰していた民族の風習や慣習も関わっているので、時代的な要素も大きいでしょうね。
一方で、多神教における『美』を司る神々が、誘惑者的な要素を持ったトラブルメイカーな側面があるのも、面白いところです…。
ケルト神話に代表される、古い神話・伝承における風の妖精は、女性が多いんですけどね…。
ただ、妖精ではなく女神なので、いるかどうか難しい気もします。
まあ、いなきゃいないでもいいんですが・・・(笑)
神様となると、元々信仰の対象としてあった神か、
地上を支配してあがめられて後、人間が神格化されて、
長い時を経てそういう扱いを受けるようになったのか・・いろいろあるかとは思います。
ギリシャ神話のゼウスなども、
元は人間であり、エーゲ海を含む広大な土地を支配した支配者だったのだと思っています。
ただし、それを証明する文献などは、残ってはおりませんが、
神話としては残っているだけなのですね。
また、伝説としてしか残っていないアトランティスやムーもあったのだろうと勝手に思っています。^^