疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

弓道修行 2日目。

2009年03月26日 | Weblog




弓道場に通い始めて2日目。

まだ、的前には立たない。



直心カーボンの弓は、体を慣らすために、巻藁で矢を引き、

竹弓は、しなりを作るために、軽く軽く素引きをする。

これを交互に繰り返しながら、時に休憩をとり、お茶を飲み、

他の弓引きの方々を見るのだった。



総勢100名ほど。今夜は20名ほどが参加されて賑わっている。

それぞれが、来れる曜日に参加して弓を引くので、曜日によって顔ぶれも違う。

俺は、水曜日に参加しているが、初見の方もけっこういらっしゃるのだった。





道場に入り、竹弓を取り出し、布で拭き、弦を麻天鼡(まぐすね)で研ぐ。

シャーコシャーコという音が道場に響くと、何人かがこちらを見られた。

「ここでは、こういうことはあまりやらないのかな・・」と思ったが、

前の道場では、先生の指導で頻繁に使っていたし、俺は続けよう。


会長さんに、何キロの弓かと問われたので、19キロですと答える。

新人に気を配ってくださる良い先生だ。

「強い弓を引いて、若い人はいいな~」という事を言われるので、「僕もおじさんですよ(笑)」と茶化した。



野球の「侍ジャパン」の活躍は、国民の大いに知るところだが、

現代の侍は、決してグラウンドにだけいるのではない。

ちゃんと弓や剣の道場にもいる(笑)。

いや、本来、武道場にいるものだ。真の(古風な)侍は・・!



イチローは、最後の打席で、ファールで何球も粘って、最高のヒットを放った。

150キロのストレートをカットし、ついにシンカーをセンター前にはじき返した。


その気力、粘り、集中力・・あれは最高の姿だった。

武道場にいる侍たちも、そんなイチローに負けてはならない。

イチローのあの姿を、心根に焼き付けて、俺は弓を引き続けたい。

絶対絶命のここぞという正念場で、渾身の一撃を放てる真の弓引きでありたい。





余談だが、今日、女子高生が1人、入門してきた。

なかなかの美形だが、俺が道場に入門すると、

不思議なもので、後を追うように、若い女の子が必ず数人はいってくる(笑)。

これも、弓の神様の「お計らい」だと、俺は思った。



俺の武道修行に女は必要ないし、むしろ気が散るのだが、

神様は、えてしてこういう悪戯をされる。修行に「花」を添えてくださる。

胴着を着れば、まあ、男も女もない、一修行者だ。そう思おう。



もうじき、桜の花びらが舞う道場で、的に向かって弓を引くことになる。



                         弓道修行、2日目、終了。



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