疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

前田智徳 引退する。

2013年09月28日 | Weblog




広島カープの前田智徳が引退を表明した。

とうとうこの人も引退してしまったか・・。



あのイチローが「天才?それは前田さんの事」と言い、

落合が前田に会うたびに「おい、天才!」と呼ぶ男・・。

数多くのプロ野球選手に「天才」と讃えられながらも、

アキレス腱断裂で泣いた、まさに「ガラスの天才」だ。



天才特有の事だが、この人のコメントには、わからないところが多い。

きっと秘密にしていたい部分が多々あるのだろう、

俺にもわからないところがたくさんあって正直文章にしずらい・・(笑)。


無駄のまったくない美しい打撃フォームは完璧だ。

あんな理想的なフォームで打てる人は、たぶん1人もいない。

でも、ホームランを打っても首をかしげているし、

きっと、とほうもなく高い理想の姿があるんだろうと思う。




傑出した打撃センスを持つホームランバッターとしては、田渕幸一をあげたいが、

(田渕幸一:本塁打474本。本塁打率は12.41、王貞治に次いで歴代2位)

スラッガータイプでは、やはり前田をあげたい。


この2人に共通するのは、「脱力」した非常に美しいしなやかなフォームだということだ。

そして、田渕も、毎年のように死球などで怪我に見舞われて苦しんだ。




また、同じ「ガラスの天才」と言われる投手には、伊藤智仁がいる。

150キロのストレートと天下一品のスライダーを持ちながら、肘と肩を痛めた。

奇しくも、前田と同じ「智」の字がつくが、本当に惜しい選手だった。

前田と同じく、天才のセンスを持ちながら、ガラスの肉体と戦い続けた選手だった。



もし、前田という比類なき天才が、アキレス腱断裂という不遇に見舞われず、

健全な肉体のままでプレイしていたら、きっと大変な記録を打ち立てていたはずだ。


プロ野球という過酷な戦場は、こういった「諸刃の刃」的天才も生んでいく。

そして、その名前は、プロ野球ファンの心に深く刻まれ語り継がれていくのだ。



広島カープの輝ける星、前田智徳さん、長い間お疲れ様でした。









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