疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

美人画「 聖女シリーズ Ⅰ」

2016年09月22日 | Weblog





顔が出来上がって眺めてみると、

どうもいつもの美人画の路線と違う・・。


自分の美人画は、顔が出来てきて初めて世界観やタイトルがわかります(笑)

変な話ですが、なにも決まっていない状態で描き始めるんですね。



それで、今回は顔が出来たら、どこか宗教的な感じがするので、

「ああ・・これは聖女の類いだな」と思いました。

以前、「聖女シリーズ」という言葉がふっと浮かんできて、

いつか、そういうのを描くかもしれないと思ってはいました。




ただ、「聖女」というのは、ジャンヌ・ダルクに代表されるように、

現世では過酷な目に遭うように出来てる・・キリスト教では特にですね。


受難を受け入れやすい負の十字架を、胸に秘めているようなところがあります。

そのせいか、愛や安らぎは感じられても、やや暗い印象もあったりするんです。




この絵は、月下美人をくださったお向かいのI坂さんにお礼をしたいと思って描きました。

そのI坂さんは、以前大病を患われて、お体が少し不自由なんですけども、

絵を差し上げたいと思う相手によって、まったく違った美女?が顔を出してきます。

出来栄えはどうあれ、絵は不思議なものですね。











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「月下美人の花」が2輪。

2016年09月22日 | Weblog




前回、花が1輪だけ見事に咲きましたが、

今回は、5輪あったつぼみの内、2輪が咲いてくれました。


不思議なもので、月下美人は、つぼみがすべて咲くとは限らないんですね。

途中から、赤みがかって、しぼんで落ちてしまうのも結構あるんです。




それで、花が開き始めた時間帯に、部屋に飾ると凄くいい香りで満ちるんですが、

今回は、しぼみ始めた時間に切っており、やや熟した感じの香りがほんのりと漂ってきます。


ただ・・こうやって花をチョッキンする鑑賞の仕方は本当はどうなのかな?と思いました。

最後にしぼんでしまうまで、自然にしておいたほうがいいような気がします。

せっかく咲いた花をチョッキンされたら、月下美人が可哀想ですよね。




今夜の稽古は、鈴虫の鳴き声が道場に響き渡って、とても風流でした。

ああいう充実した稽古がずっとできたらと心から思います。


秋雨前線が、日本上空も含めて1万キロ以上の長さで覆っているようで、

なかなか雨や曇り空から逃げられないようですが、また明日の稽古も頑張ります!!






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