たかが、電子レンジ料理と侮るなかれ。最近の調理加工技術の進歩は凄まじい。
ニューズシェフ(港区虎ノ門1)は5月22日、西麻布交差点近くのビルに「THE ROOM SERVICE(ザ ルーム サービス)」(西麻布4、TEL 03-5778-4501)を開店した。
同店は、電子レンジ用調理容器「ニューズシェフ」を使った料理の24時間ホームデリバリーサービス「ザ ルーム サービス」の旗艦店で、総床面積100坪以上の8階建ビル一棟に、デリバリー、テークアウト、カフェ、サロンなど複数の業態を展開する。
ニューズシェフは、どんぶり型の容器とドーム型のフタで構成された圧力鍋のような容器で、食材を容器に入れ電子レンジで温めるだけで調理ができる。世界で38の国や地域で特許を取得しているという。
提供メニューは、「魚介のガーリック香草バター焼き」(1,500円)、「トマトとチキンのリゾット」(1,250円)、「サーモンのディルアンチョビソース」(1,400円)、「甘鯛の酒蒸し」(1,400円)など和・洋・中・仏・伊・エスニックの幅広いジャンルから60種類。
「ザ ルーム サービス」では、「ホテルのようなサービスを提供する」(同社担当者)ことをコンセプトに、2階にお茶を飲みながらテークアウト商品を注文することができるスペース(写真)を設けるほか、3・4階にカフェ、7・8階にサロンなど、ソフトドリンク、アルコール等を飲みながら、実際に商品を味わうことができる飲食スペースを設ける。テークアウトの単価は3,000~4,000円。デリバリーは電話注文で対応する。
ターゲットは、近隣生活者を中心に富裕層を見込んでおり、同事業で年間2億5,000万円の売り上げを目標とする。同社ではこれまでに、テークアウト専門の直営店「NEWS CHEF 銀座」(中央区)や「明治屋 六本木ストアー」(六本木7)などの一部のスーパーマーケットでニューズシェフを販売しており、今後の出展計画にあたり、同ビルを実験店として位置づける。
ここで、ご紹介したニューズシェフは、レンジ調理や24時間デリバリーサービスなどと共に、同一ビル内に複数のコンセプトを切り分けて展開する手法。顧客ニーズにピンポイントで応えながら包括的に取り込んで行く、これからの新しい業態に育っ行きそうです。
ただ、ターゲットの当て方がどうか?が気になりますが。
都心回帰の高層マンションにコンビニやフィットネスを併設し、住まいの利便性に特徴を出したものなども業種は違いますが、同じような切り口です。
少し、注目しておきましょう!
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