私はどちらかというと滑舌がいい方ではありません。
特に発声の基礎を学んだこともありませんし、あえてトレーニングするようなこともした事がありません。
しかし、初めての方とお話したり、電話で誰かと話すとよく聞き返されることがあります。口元だけで発声しているので、実際手を当ててみるとほとんど吐息が出ていません。
音の大きさは同じでも、意識して腹から声を出すようにすると、吐息の勢いが明らかに強くなるのがわかります。音は空気の振動によって伝わっていくので、当然強い振動の方がよりハッキリと遠くに伝わります。
今年は、伝え方を色々と研究していましたが、企画書の構成やデザイン、販促文章やキャッチ、ネーミングなど、どちらかというと視覚的なことがほとんど。発声にまで気がいかなかったのですが、今日風邪予防の為に使い捨てマスクをしたまま、駅売店で買い物をしようとしたら案の定聞き返されました。マスクを外して言い直して買い物は済ませたのですが、そこでふと声による伝わり方が気になったのです。
そうだ、意識しないと伝達力が磨かれない。
次に朝カフェでマスク越しに意識して注文したら一発で伝わりました。
いい発見をしたので、しばらく失礼のない範囲で、風邪予防と発声練習の一石二鳥で鍛えたいと思います。
皆さんも気になる方は、一度お試し下さい。
iPhoneより