考えに考え抜いてこれまで頑張ってきたけれど、売れない。
何かが足りない、だから外部の専門家に相談してみよう、とわざわざ足を運ばれたのだと思います。
しかし、そこでいきなり「ゴールの奪い方=売上利益を上げる」の答えを求める経営者がいらっしゃいます。余裕のない起業家にも散見されるタイプです。ヒントではなく答えなので、相談を受ける側にとって実に手強い相手です。
何かの本を読まれたのかも知れませんが「結論から言ってくれ」と、直ぐに正解を出して欲しいと強い口調で言われると、「隙間を見つけたら、勢い良く蹴り込んで下さい」としか言いようがありません。
気持ちはわからないではないので、気を取り直して、少しづつゴールへの近づき方、空きスペースの作り方などを紐解いて、冷静に今ある状況から、最短コースでシュートを打てるチャンスのつくり方を指南して行きます。
コトが整理されてくると、落ち着きを取り戻して「なるほど、それでその次は、、」と具体的で、現実的な話へとようやく進みます。そうすると、あれもこれもが同時にではなく、キッチリ順番に取り組めば大きなチャンスが生み出せるイメージが出てきます。
あとは、行動あるのみです。
監督やコーチ、もしくはスタンドから全体を見渡している方が、何をどうすればいいのかがよく見えたりします。私のような外部の存在は、そういうところに価値があると思っています。
いきなりゴールを狙って失敗し、挫折感を味わうことが無いように、これからも一生懸命お手伝いをしたいと思います。
iPhoneより