トンサンの別荘

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「新都知事とつくろう、TOKYO自転車シティ」の活動が成功したとのメールが来た。

2014年02月13日 00時00分01秒 | 自転車雑記

2月12日(水) 曇りのち薄曇り 今日は北風が強く寒かった。

NPO自転車活用推進研究会の小林さんからの一斉メールが届いた。
「新都知事とつくろう、TOKYO自転車シティ」の活動が成功したとのことだ。


報道関係者向けにこんなコメントを発行している。


ロンドンの市長選挙のやり方をまねたということで、日本では初めての試みか?

ネットの時代。ネットをうまく活用しようと言うことだ。

ロンドンは2012年のオリンピックに向けて、交通インフラを整備した。
新しくなったロンドン市長の采配(さいはい)のもとに。

ロンドンのボリス・ジョンソン市長は自転車好きだったので、このような政策を実現することができた。
トンサンは厚木市の自転車関連の条例作成に参加した時、「自転車は活用することで、医療費削減もエコにも住環境にも良いツールとなる。ぜひ積極的に活用すべき。条例もその観点でまとめたい。」と提案したが、一交通安全課の範疇(はんちゅう)では実現できなかった。
いろいろな課を横断して取り組まなければならず、市長の元、プロジェクトチームを組み、市民も巻き込んで一体となって推し進める必要がある。

舛添(ますぞえ)新都知事は、当選後の記者会見で自転車を含めた交通体系の見直しを述べたが、都職員・都民の協力が無ければ実現できない。
舛添氏の覚悟はいかがだろうか。今後を見守って行きたい。

舛添氏はロンドンを始めとした先人の事例を参考にしていると思われる。

ロンドンの交通政策は都市交通評論家の亘理 章(わたり・あきら)氏がまとめた資料がわかりやすい。
欧州各国の総合的な都市交通計画における「自転車」について


また運輸調査局 研究員 永瀬雄一氏がまとめた資料もある。
ロンドン・オリンピックにおける交通関連の実績と評価


さらにフランスやドイツ、スウェーデンなどの様子も。
人にも自転車にも優しい欧州の街づくり


日本には「ママチャリ」と言う自転車の大多数を占めるとても役に立つ自転車がある。
子供(中学生くらい)から年寄りまで「ママチャリ」を安心して活用できる社会を、作りたいものだ。



いやぁ、しかし亘理 章(わたり・あきら)さんの考え方は素晴らしいな。100%賛成。
こういう人に国土交通大臣をやってもらいたい。

毎日フォーラム・視点:都市交通評論家 亘理章

トンサンが気になったキーワード

・これまでの政策や運用では自転車の持つ機能や効用を減殺させること
・自転車の交通ルールが非常に複雑でルール通りの走行をすると、かえって危険な事態や事故を招くこと
・警察庁、国土交通省、経済産業省、文部科学省など関係省庁が多岐にわたり、自転車政策に関する統一した取り組みがなされてこなかったこと
・これらのすべての省庁が集まり総合的に取り組む姿勢はいまだに見えない
・いま全国の地方自治体で策定・展開されている「自転車に関する総合計画」では、違法駐輪対策や駐輪場建設が中心であり、安全・安心な自転車走行のためのネットワーク作りは入っていない。
・自転車政策の基本は「自転車走行空間のネットワークづくり」「自転車の利用者目線の施策」「自転車の機能・効用・利便性の十分な発揮」にある
・「人>自転車>公共交通>車」の優先順位
・国にすべての関係省庁横断型のプロジェクト組織を編成し、国土交通省が中心になって総合的な自転車計画を策定、事業・施策の推進を図ることが必要だと考えている
・自転車にかかわる交通ルールが複雑で、自転車の利用者がルールを理解できない、守れない実情を改善するために道路交通法を改正すること
・狭い道路の車道幅を2〜2.5メートル程度に設定する規定に改正すべき
・自転車は、都市内の交通手段、地球環境対策の手段、街の活性化のための手段、健康維持・増進の手段、そして高齢化社会における寝たきり老人を生まない予防手段として有効なものだ。そう考えると自転車政策は、単独の交通政策ではなく、いろいろな要素を加味した国の総合的かつ複合的な政策として取り組むべきだと考える。


おそらく日本でもこのように考えている人は少なくないと思う。
日本の未来に期待したい。