徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

告白

2012年11月19日 | 小説

書名  告白
著者   湊 かなえ
発行社 双葉社
発行年 2008年8月10日
頁数   268頁
価格   1,400円+税

我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。
ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。
選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。

目次

第1章:聖職者

第二章:殉教者

第三章:慈愛者

第四章:求道者

第五章:信奉者

第六章:伝道者

「楽しいことは、頭に残しておき、辛いことは、書いて忘れなさい」



敗者たちの想像力 ~脚本家 山田太一~

2012年11月16日 | 伝えたい思い

書名   敗者たちの想像力
      ~脚本家 山田太一~
著者   長谷 正人
発行社 岩波書店
発行年 2012年7月26日
頁数   233頁
価格   2,100円+税

『男たちの旅路』『岸辺のアルバム』『想い出づくり。』『早春スケッチブック』…。浪人生、障害者、四流大学生、高卒のOL、老人等、社会的な敗者たちが不自然なリズムで対話を重ねる山田太一のテレビドラマ作品は、一九七〇年代以降の日本社会に何を問うてきたのだろうか。
誰もが、負けること、失敗することを極度に恐れているようにみえるいま、山田作品を通して「負ける」ことの意味を考え直し、「敗者」の視点や想像力の可能性を描き出す。

目次

第1部 敗者たちのドラマ(遅刻者が書く山田太一論
「敗者」としてのテレビ脚本家
『岸辺のアルバム』―劣等感を生きる若者たち
『男たちの旅路』―「敗者」としての戦後日本)
第2部 後衛的作家としての山田太一(「敗者」のメタ不条理劇
前衛劇の後を描くドラマ―寺山修司と山田太一
『早春スケッチブック』―「敗者」の逆転劇
不機嫌なドラマ―「シラケの時代」のテレビドラマ
『それぞれの秋』―後衛のヌーヴェル・ヴァーグと内気な青年)
第3部 ポストモダン社会とテレビドラマ(『輝きたいの』―私生活とテレビの輝き
テレビドラマと消費社会
『思い出づくり。』―キャラが立つこととリアリズム
『シャツの店』―鶴田浩二というキャラクター
ドラマにおける一般性と固有性―大型ドラマの時代と山田太一)
第4部 テレビメディアという神秘―怪異譚の可能性(キツネに化かされる話
『日本の面影』―敗者の思想としての怪異譚
『異人たちとの夏』―優しい幽霊たち
孤独な声のコミュニケーション
『本当と嘘とテキーラ』―テレビに化かされる話)
第5部 終わった後からドラマが始まる(『終りに見た街』―戦時下を生き直すメタ・ドラマ
終わった後からドラマが始まる
『3人家族』―悔やむ恋愛劇
『墓場の島』―アイドル引退宣言のドラマ
敗者の想像力)

・「ここに自分がいるのは、目に見えない大いなるもののおかげかもしれないとは、思わないかね?」


You Tube 四万十川 ホンヤミカコ

2012年11月13日 | 音楽

You Tube 四万十川 ホンヤミカコ

映画『旅の贈りもの 明日へ 』

2012年11月12日 | 映画

前川清 主演 映画『旅の贈りもの 明日へ 』を観ました。ほのぼのとして良かったです。

映画『旅の贈りもの 明日へ 』オフィシャルサイト

You Tube 春の旅人/前川清

You Tube ふるさとの木の下で/あさみちゆき

どらく 朝日新聞/前川清インタビュー

俺のマリンバ聴いてみてくれない?

2012年11月12日 | エッセー

書名  俺のマリンバ聴いてみてくれない?
著者   宅間 久善
発行社 エニー
発行年 2006年10月20日
頁数   157頁
価格   1,800円+税

さだまさしの音楽を30年間支え続けた“戦友”が語る、過去・現在、そして未来…。
宅間久善が、これまでのマリンバ人生を綴った、自叙伝。

目次

第一章 マリンバと共に生きてきた
第ニ章 マレットを置いた日
第三章 まさしの背中を見続けて3333回
第四章 息子たちとの至福のステージ
第五章 オンリー・ワンであるということ
あとがき


僕らが作ったギターの名器

2012年11月11日 | 面白い本

書名  僕らが作ったギターの名器
著者   椎野 秀聰
発行社 文藝春秋
発行年 2010年9月20日
頁数   253頁
価格   850円+税

懐かしのモーリス、グレコから最高級器ディ・アンジェリコまで、八十以上のブランドに関わった世界的ギター設計家が語る音作りの神秘。
ギターと音楽を愛するすべての人に贈る。

目次

第1章 サウンドデザイナーの仕事―音を描くプロフェッショナル
第2章 楽器とサウンド―楽器の価値を考える
第3章 ギターの歴史―ギターのルーツから現代まで
第4章 エレクトリックギター―半世紀の進化と様々なタイプ
第5章 ギターと木材―木を知る事は、ギターを知る事
第6章 21世紀のギター―モノ作りの現在から未来へ


・楽器は眺めて楽しむものではない。
音楽に捧げてこそ、楽器の命は輝きを増す

・弾く喜びを忘れたとき、音楽は消える。
命の籠らない音は、どんなにテクニックがあってもむ、もう音楽ではない。

・マーチンD-45

・誰が操作しても同じ音やリズムを奏でる楽器は、「完全であるが故に、不完全な楽器だ」
正確なリズムやピッチで音を出すことと、人間の感性に訴える音は、明らかに違う。


気持ちが沈む日に ~ケアラー(介護者)のあなたへ~

2012年11月10日 | 伝えたい思い


気持ちが沈む日に
~ケアラー(介護者)のあなたへ~

・問題解決は焦らず、ゆっくり、冷静に、一つずつ

・今日がんばらず、明日がんばると決めるのも手

・家族や友達など元気になれそうな人と話してみる

・15分や30分と決めて「自分の時間」を作る

・入浴剤や香水、音楽・・・お風呂でプチぜいたくを

・チョコや大福は人をハッピーにするかも


「感動がエンジンです。」

2012年11月08日 | 言葉

「感動がエンジンです。」

     TVコマーシャル


書評 「敗者たちの想像力」

2012年11月07日 | ノンジャンル


書評 「敗者たちの想像力」

映画 北のカナリアたち

2012年11月03日 | 映画

「どんな逆境でも生きる意志を失わなければ、いつか風が変わる」

映画 北のカナリアたち

You Tube 松原健之 歌/小椋佳 作詞・作曲/あなたに逢えて

人は支えあって生きる。あなたがいるから私の心も華やぐ。




警察裏物語

2012年11月02日 | ノンフィクション

書名  警察裏物語
著者   北芝 健
発行社 バジリコ
発行年 2006年6月16日
頁数   261頁
価格   1,200円+税

小説やTVドラマより面白い警察の真実を、元警視庁刑事の著者が大公開。
モテモテ絶倫警官、銃を撃ちたがる警察官の行く末、株主総会シーズンの密かな楽しみ、警察官の合コン事情…。門外不出の裏話が満載!

目次

第1章 伝説の警察官
第2章 素顔の警察官
第3章 北芝健の強盗事件捜査セレクション
第4章 警察アンダーワールド
第5章 これが殺人事件の捜査だ!
第6章 警察内部の知られざる抗争
第7章 戦う警察