書名 心のおくりびと 東日本大震災 復元納棺師
~思い出が動きだす日~
著者 今西 乃子
発行社 金の星社
発行年 2011年12月
頁数 157頁
価格 1,300円+税
「うん、ママだ…ママだ…」2011年3月11日、東日本大震災。津波がうばった母親の面影を、ひとりの女性が生前の姿にもどしていく。
何時間もかけて、ていねいに、絶対に元にもどすと思いながら。その手で復元された生前の姿に、家族はようやく涙を流し、子どもたちはお別れを告げることができるようになる。
人の最後の姿は、残された家族の今後を決める。
被災地にボランティアで入り、遺族の思いが動きだす瞬間を見てきた復元納棺師の記録。
目次
1 その時
2 納棺師
3 遺体復元
4 絶えることなき涙
5 遺体安置所
6 さまざまな思い
7 支援のバトン
8 新たな出会い
9 人はつながっていたい生きものです
・復元納棺師:笹原留依子
・桜は供養の花とも言われている。
・「人はつながっていたい生きものなんですよ」
・"失っても・・・・・人は、その思い出とつながって生きてゆける、生きものなのです---。"
・「死」は、生きていた証です。
・人は誰でも弱いところがあります。
・「忘れないことこそ最高の支援だよ」