書名 考証 福島原子力事故 炉心溶融・水素爆発はどう起こったか
著者 石川迪夫
発行社 日本電気協会新聞部
発行年 2014年3月28日
頁数 357頁
価格 3,000円+税
本書は、原子力発電と原子力安全の専門家である著者が、東京電力福島第一原子力発電所事故の全容解明に挑んだ一冊です。
著者は、米独日仏でかつて行った燃料の挙動などに関する実験や米国スリーマイル島原子力発電所事故、旧ソ連チェルノブイリ発電所事故の事実を基に、福島第一原子力発電所で何が起こったかを、号機ごとに詳しく分析しています。 福島第一原子力発電所がどのような経緯で炉心溶融・水素爆発に至ったのか。その全容が一貫して解説されています。
事故の考証を行う第一部、その考証から原子力安全にどう役立てていくかを論ずる第二部に分かれています。
いまだ不明な点が多い福島第一原子力事故の真相に迫る考証です。原子力に携わる人々の必読の書です。