徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

セキュリティはなぜ破られるのか ~10年使える「セキュリティの考え方」 ~

2012年12月10日 | 技術書

書名   セキュリティはなぜ破られるのか
      ~10年使える「セキュリティの考え方」 ~
著者   岡嶋 裕史
発行社 講談社
発行年 2006年7月20日
頁数   221頁
価格   860円+税

「なぜ破られるのか」3つの原則。
完全な防御ラインは現実的には作れない。
防御ラインの内側の異分子には勝てない。
セキュリティを考える上で最弱のパーツは人間である
―IT化が日進月歩で進む社会で未知の局面、新しい技術に直面しても、大切な情報、お金、命、名誉…を守るために、この原則をふまえた「セキュリティの考え方」を解説する。


ITが守る、ITを守る  ~天災・人災と情報技術~

2012年12月10日 | 伝えたい思い

書名   ITが守る、ITを守る
      ~天災・人災と情報技術~
著者   坂井 修一
発行社 NHK出版
発行年 2012年2月25日
頁数   238頁
価格   1,000円+税

東日本大震災とそれに伴う原発事故を機に顕在化したITの諸問題。
かつてない非常時に、政府、企業、マスメディア、そしてソーシャルメディアなど、各情報システムはどう機能したのか。
それぞれの脆弱性および柔軟性を技術面から検証する一方で、鴨長明や寺田寅彦など過去の震災を伝えた古典なども取り上げ、「情報」が有する情緒表現の重要性を説く。
安心・安全な社会を築くために、今後のITのあるべき姿とは?情報工学者であり歌人でもある著者が、システムと人心の両側面から、その方向性を提言する。

目次

序章 ライフラインとしてのIT
第1章 古典の伝える大震災
第2章 非常時のITはどう機能したのか
第3章 原発事故と情報開示
第4章 情報インフラの信頼性―みずほ銀行システムダウン
第5章 非常時のデマとフィッシング―情報セキュリティ
第6章 社会情報と個人情報―大きさと個別性
終章 幸福なIT社会の実現に向けて

・ベストエフォート
 「最善を尽くすが保証せず、回復プランを用意しておく」

 「最善設計、最善リカバリー」