6度の転勤、単身赴任、激務そして……。
自閉症の子、うつ病の妻の心と命を守り抜き、東レ同期トップで取締役。苦しいときも「家族の絆」と「仕事」で乗り越えた男のドラマ。何も問題ない家なんてない!
何のための人生か……。
どん底の状態から、仕事もあきらめず、
ついに果たした家族再生。
人生の本当の幸せとは?
何がいけなかったわけではない。ただ、目の前の問題を元気に解決していくしかなかったという著者から学ぶサラリーマン一家の大樹(ビッグツリー)論
どん底の状態から、仕事もあきらめず、
ついに果たした家族再生。
人生の本当の幸せとは?
何がいけなかったわけではない。ただ、目の前の問題を元気に解決していくしかなかったという著者から学ぶサラリーマン一家の大樹(ビッグツリー)論
すごいひとだなあ。何事もあきらめないバイタリティー。けれど、そんなすごい佐々木さんを支えたのは。次男。長女さんだったのか。とも思えました。
家庭でも、仕事でも常に全力をつくして体当たり。やれるだけのことを時間との勝負でやり抜く男のものがたり。
ただ、すこし、息苦しく感じた。
全く正反対の奥さんが。うつ。になったのは、娘さんの手記から、すこしだけ、みえてくる。
仲のいい家族であるが、夫婦のすれ違いの価値観に、協力しながらも、とまどい、悩んで育ったんだろうなと、子どもたちについて想いを馳せる。
問題のない家庭などない。
そのとおり、環境も育ちも違う二人が、結婚し家庭を築き、子育てをする。
そんな当たり前(実は当たり前じゃないかもしれない現代)
次男の手紙より
どうしたらうまく人と接していけるかの方法を考えるより、まず、どれだけその人のことを想えるかが大切。
父親の献身的な愛をみて育った息子さんだからこそのことばなのでしょう。
仕事の進め方~佐々木常夫
1,仕事は計画的に重点的に
2,仕事は最短コースで効率的に
3,仕事は結果が全て
・礼儀正しさにまさる攻撃力はない
・沈黙は金にあらず、正確な言葉、表現に気を配ること
・メモをとるとよく覚え、覚えると使う、使うと身につく
・男にとって女性への考え方、対応は人生や他人に対する考え方の程度を表す
・友だちは大事にしよう。友情には手入れが必要
・人生に必要なのは勇気と希望とsomething money。身分相応の金遣い
すこしだけ
気にかかるのですが、こういう本が出て奥さんはどう思うのかなあ。
自閉症の長男はどうなのかなあ。
ということ
奥さんいまも元気なのかな。
若い頃、とびきりの美人な奥さんの写真をみて、
長女さんが、お母さんにとってお父さんの様な人と一緒になったのがある意味で不幸であったかもしれないという言葉にちくり。
家族。一番大事なもの。そのなかで、安らぎばかりではないし。苦しみも悲しみも~乗り越えてってことですよね。」