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江新太郎「お料理手ほどき」

2010-05-30 | 実用書
ミシュラン3ツ星の日本料理店「青山えさき」で一般向けに開催されている料理教室「料理手ほどき会」。
同会で取り上げたメニューのうち、受講者からとくに好評だったレシピ90品をまとめたのが本書。
内容は、基本となるだしを使ったお吸い物から、春夏秋冬の旬の素材を生かしたメニュー集、さらに著者の江崎さんも注目する和柑橘(ユズ、たんかん、黄金柑など)を使った料理の数々、ご飯もののバリエーション、そして青山えさきでも実際に提供されているオリジナリティ溢れる自慢料理が並びます。
日本料理のプロの技とコツをわかりやすく、家庭でもつくれるおいしいメニュー集。
章立ては
◎だしは万能 16品
◎春色のごちそう 10品
◎畑から、海から元気の素 12品
◎滋味の恵み 17品
◎和柑橘の旬 12品
◎大満足(ご飯もの) 16品
◎好評!えさき料理 6品
◎一品だけ甘いもん 1品
この他に、料理の手ほどき、生産者から取り寄せる野菜たち、
包丁へのこだわりなど、料理とその周辺の情報も。
◎江崎新太郎(えさき・しんたろう)~1962年、東京生まれ。
大学在学中から食に興味をもち、フランス料理店でアルバイトをはじめるが、日本料理に興味がわき方向転換。
料亭「山崎」(現在閉店)で一から修業し。94年に独立、「青山さえき」を開店。
料理の基本は修業中に叩き込まれた京懐石だが、関東の日本料理や世界各国の料理の勉強も積みながら、独自の「えさき料理」を日々創りだしている。
休日になると、愛娘の甲斐犬、りくと共に自然いっぱいの田舎へとでかけ、それをきっかけに知り合った農家も多く、力ある食材に新しいアイデアをめぐらせている。
 
江さんの「手ほどき」受けてみたいです。
どの頁を開いても、四季とりどりの美しい盛りつけ。何てことのない日常のお野菜の料理も、器と色、心配りのある盛りつけ、細やかな心配りで。こんなにも素敵な。一品になるのね~。
だけど。毎日のお料理には、こんなに上品じゃ何時間かかっちゃうの?って感じですが。柚子茶も、柚子胡椒も自家製だったら、どんなに美味しいだろうなあ。って想像するにうれしい。すし飯を調味料を入れて炊いちゃう発想もすごい!びっくり~。即やってみます。
和食だけど、和菓子のようにおしゃれで可愛い一品一品に。愛情を感じます。
料理が日常の芸術になる…ってこんなかんじだな。
みずみずしい、いま命ある素材をつかって、こんなにも色鮮やかに、食卓を演出する。
特別なときのお料理かな。一品1品が宝石箱みたいで。だけど、毎日、おなかすいたあーとガツガツ食べる君にとって、なんだこれ、足りない。って思うでしょう。
 
青山えさき~HPみたら、ランチが5000円、ディナーは8000円以上。プラス消費税。ちょいと温泉に一泊できそうなお値段は、東京じゃあたりまえなんだろうけど…。甲斐犬りくと江さんの笑顔のお写真を見ただけで、この人のお料理。一度は食べてみたいなあ。って思ってしまいました。


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