北京世界遺産めぐり

　北京の5大世界遺産めぐりツアーに参加しました。羽田空港からの発着なので成田空港発着に比べてアクセスが楽です。今回は行きも藤沢から羽田空港行き高速バスを利用してみました。乗り換えがないのでとても便利です。



　北京は初めてですが、以前旅行した台湾によく似ている感じがします。頥和園(いわえん)、天壇公園、故宮博物院、明の十三陵(みんのじゅうさんりょう)、万里の長城と五つの世界遺産をめぐりました。



　北京の電源電圧は220V。あらかじめ変換プラグを持って行きましたが、ホテルのコンセントには日本の電気製品が直接差し込めるコンセントが備わっていました。100V-240V対応の電気製品ならそのまま差し込んで使えます。

　今回はデジカメ、iPod nano、携帯電話の充電をするために100V-240V対応のUSBアダプタを持って行って快適に使えました。携帯電話はメールはそのまま使えましたが、電話はそのままでは日本にかけられませんでした。携帯電話内蔵のGPSも機能せず。



　北京はオリンピック開催時にも排ガスなどでスモッグがひどくナンバーによる交通規制のニュースが報道されていましたが、自動車の渋滞もひどく急速に増え続ける車に現在も曜日によるナンバー規制が行われているということです。

　北京滞在中晴れにもかかわらずすっきりした天気とは言えず、常にスモッグがかかっている感じでした。前半の2日間は目がしょぼしょぼしたり、喉がいがいがしたりして終日しゃっくりが止まりませんでした。その後は外出中できるだけマスクをするように心がけました。他にも同行者数人が同様の症状を訴えていたので、北京の空気は健康面であまり良くないと思われます。



　以前訪問した台湾の故宮博物院では宝物展示を見ることができたのですが、北京の故宮博物院(紫禁城)では残念ながら宝物展示を見ることができず、世界遺産に指定された建物の見学のみにとどまりました。歩くこと2時間以上、旅行するにはなんといっても体力が必要。



　北方の異民族侵入を防ぐ目的で建造されたという東西全長6000Kmの長城。一番楽しみにしていた万里の長城は強風と曇り空でとても寒い中を震えながら登りました。画像の右手一番高いところの少し手前の急坂で体力の限界を感じ、引き返しました。この時期の北京は日本の気候に比べて寒いです。



　西太后が巨額を投じて作ったという中国皇室庭園(頥和園)。紫禁城から船で来られるように水路を作らせたということからも、当時の「皇帝権力至上の思想」を色濃く感じました。



　天壇公園にある祈念殿で、皇帝が五穀豊穣の祈願し、天帝に報告した場所ということです。



　たびたびテレビで目にする天安門。この手前の広大な広場には観光客があふれていました。広場のところどころにパトカーが止まっています。



　食事は麺料理、四川料理、北京料理(北京ダック)、しゃぶしゃぶ料理、広東飲茶料理、シュウマイ料理などでしたが、特別に脂っこいものは少なくておいしい料理がたくさんありました。

　しかしながらある店ではテーブルやそのテーブルに並べられた食器類が砂埃でざらざらしていて、あらかじめ用意されていたタレ等の皿にも砂が浮いていました。北京でも有名な店ということです。もちろん全て食器類を取り換えてもらいました。この時期特有の強風の影響かもしれませんが、衛生面に難ありです。



　天壇公園ではダンスをする人たち、球技をする人たち、アンプを持ち込んでカラオケをする人、トランプを楽しむ人たち、ゲームに興じる人たち、羽つきをする人などなど、異常とも思えるほどの人の多さに圧倒されました。

　タイトル画像は王府井(ワンフーチン)大街散策で見つけたショーケース内のハエのオブジェ。北京では至る所でハエのようにうるさく土産売りが群がってきました。