Balance
通常の僕から
何かが欠け落ちてしまうと
何時もの僕から
何かが抜け落ちてしまうと
その大切さの
その貴重さの
規模の大小に応じて
もはや
在りの儘の自分では居られなくなる
バランスがほんの少し崩れると
心と体の
絶妙の均衡は
苦もなく破壊される
何と繊細で
何と脆弱で
何と愛しい
人間という生き物
けれど
若しかしたら
この他愛なさは
僕だけの限定かも知れない・・
木偶の咆哮~Pure~
純粋は必然に純粋を創る
寧ろ
pureはpureしか産み出せないのだ
けれど
cleanであることの至難
それ故
産み出すという行為には
常に
幾許の苦痛が伴う
光りに添う翳のように・・