goo blog サービス終了のお知らせ 

降って来るもの

写真と散文とぽえむ

埋火のように

2020-03-31 16:04:37 | 詩20

      埋火のように

 

暑くなったり寒くなったり

真春になったり晩冬になったり

とても気紛れな

一日の繰り返しですが

トレーナーをセーターに着換えたり

裏起毛のズボンを選んだり

春色の軽い靴を冬用の分厚い靴にしたり

他愛ない季節の意地悪に

臨機応変に対応して

変わりなく

僕は僕の時間を過ごせていますが

anataは如何?

こんなにも普通の感覚で

僅かな気温の変化にも

こまやかに気遣ってあげられる近くに

今もanataが居ることの幸運を

いつでも埋火のように感じています

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梟の思慮-period-

2020-03-31 05:51:33 | 詩20

       梟の思慮-period-

 

KARADAの何処かが

即座に反応する機能を

一つでも残しているのなら

まだ滾るinochiを味わえる

 

何処かの其処に

昔の儘の僕が居るのなら

ときどきtokiを遡って

些かな若さを吸収できる

 

そうして

そう言う秘密の不老基地を

過去の無限に幾つも

読点のように置いて有れば

きっと

僕のピリオドも

鮮やかに網膜に焼き付く句点で

締め括られるに違いない

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする