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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

貉の休息-困惑-

2020-03-27 20:31:11 | 詩20

          貉の休息-困惑-

 

僕は自営業で

全盛期の五分の一ほどの量が

丁度いい加減になっている現在だから

まるまる数時間も

カラダ休めに使うのも造作はないのだが

こころと身体を同時に

無重力に解放するのは

なかなかできない相談に成る

 

全く生産性をゼロにして

脳内活動と切り離し

重力から乖離するのか

イノチに係わる全機能をストップすれば

それは即ち”死”を意味するから

やっぱり完全無比の放蕩など

砂上の楼閣に過ぎない

 

何処かのinochiのバルブを開いて

何かと通じていなければ

人間の端くれとしても

生きてゆくのは難儀なのだ

 

そんなこんなを議論しながら

さっきからもう三十分ばかり

無為を過ごして生きている

 

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貉の越生-宣言-

2020-03-27 13:45:41 | 詩20

      貉の越生essay-宣言-

 

今までをどう生きてきたのか

今をどう生きているのか

今からをどう生きてゆくのか

これらの断篇は

世間というひとつ穴の片隅で

天与の限り有る時間を生きる

一匹の貉と同じ生物が

七十年に亙る年月日時に獲得した

越生の為に独白する

一介のエッセイであると宣言する

 

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ANATAへ-手紙のような-

2020-03-27 05:50:04 | 随想

           ANATAへ-手紙のような-

 

オハヨーございます!

お変わりはないでしょうか?

今年も、今年の桜が咲き始めましたよ

ANATAが突然僕の前から居なくなった

アノ春から

最早三回目の桜花の季節が巡ってきました

 

僕の詩集を届ける度に

真っ先に

沢山の言葉たちで埋め尽くされた

賛美と励ましで僕の全てを肯定し鼓舞し

先へと進む原動力を授けてくれたANATAの

物理の教師だった堅物の印象に相応しい

角ばって律儀で揺ぎ無い信念に裏打ちされた高潔の

葉書の表裏の隙間を全部埋めた

手紙のような葉書に

溢れるように籠っていた温もりが

今もこの掌に

永遠の喜びのように刻まれています

 

この花の春にも僕は五情五感を滾らせて

有りっ丈の触手を浮遊させて

元気に

ANATAが褒めてくれた

詩を書いています

 

ANATAの目の届くところへ

届ける術を知らないのがもどかしい限りですが

もしも今でも縁が繋がっていて

僕の書くものが、僕の詩集が

ANATAの視線の中にあるのなら

詩14.15.16も

きっと読んでもらっていますよね

 

あの手紙のような葉書が

特急便で手許に戻ってこないのが

如何にも口惜しいですが

僕はこれからも約束通り

自由に僕のUtaを紡いでゆきますね

 

いま大好きな夜明け前の

紛れ込んでしまいたいような

深い深い神秘の蒼に染まっています

其方にも明け暮れが有って

蒼の癒しや美しい茜の慰めやの風景に

感嘆のため息を吐いたりするのでしょうか?

 

僕はもう少しこの場所に止まって

市井のポエトとして

書きたいことを書き続けてゆきますね

何時ものように

ANATAの慈愛の眼差しをひしひしと感じながら

その情感をエネルギーに変換して・・

  K.Msama     2020 03/27 05:50:05 万甫

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