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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

一粒の種

2019-12-12 14:58:12 | 詩19

      一粒の種


亡羊の深々たる深みよ!!


けれど、それは

亡羊の混沌を断ち切って

渇望の原野にやって来るのだ

その些かの自覚の耕地に

約束の

一粒の種として・・


それじゃ、何時?どの様に?


然れば

湖沼の暗部から不意に突出する気泡のように

草木たちの鬩ぎ合う吐息のように

溶解する氷塊の最初の吃音のように

物語の核心に蜷局を巻く言語の意志のように

歪曲収差に軋む宇宙の嗚咽から零れ落ちる微塵のように

縺れ合う有無のエクスタシーの雄叫びのように

生を貪り合う人獣たちの一筋の涎のように

漂泊の魂に滲む一滴のエキスのように


まだ、今は・・

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朝露のUta~奏~

2019-12-12 06:37:06 | 水玉

      ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 午前中青い空が広がった昨日の朝、四方を山々に囲まれた盆地にあるわが住処は、太陽が東の山並みを越えてくるまで深い霧に包まれました。

 小さな水玉の粒子が其処此処に在る物質に絡みついて奏でる束の間の「tuyuのUta」をlensを通して譜面に起こしましたよ

朝霧がだんだん消えてゆくと、背景に蒼蒼の空が・・

蜘蛛の巣も特別の調べを奏でます

    

        

特別な朝の日の、特別仕様の、蜘蛛の巣と露玉のハーモニー

美しい煌めき

不思議の結球

12/12 06:50 万甫

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