Kimiへ-蒼唯e-
「原画になる」
定められて保有する
inochiの長短だから
擦れ違ってゆくことは仕方ないけど
奇蹟の巡り会いで
鋼の結ぼれを持つことになった
僕とKimi
僕は埋火のような
余生の温もりを貰い
僕の贈り物は
Kimiの未来の数多の彩の
原画になること
何も気づかない
何も気づけない
幼きの今この時に
Kimiの洋々たる未来の根底に
まるまるの愛しさを込めて
摺り込んでおくのだ
何時か気づくと
気づかないとに拘わらず
僕はKimiの一生を支える
原画になる
蒼唯よ