Uta.67「あなたへ」
Ⅰ.至福の
叶わないことは
叶うことの
幾百倍とあるけれど
叶うことは
叶わないことの
数百分の一ぐらいだけれど
叶うとしても
叶わないとしても
願ってみなければ
有無の在処は分からない
願えるのは
ヒトだけに与えられた特権だから
叶えられないと想っても
とにかく
叶えて！と
想いを放ってみることだ
いつか
数百倍の難関を突破して
叶う願いの
至福の一瞬も有る
Ⅱ.ただ漫然と幸運を
ただ漫然と幸運を待ったところで
来る筈もない
宛名のない手紙に
返信はかけない
新しい巡り会いを
体験したいと望むのなら
他人の嘲笑に惑わされてはいけない
己の心情に疑問を持ってはいけない
ただ真っ直ぐに前を見据えて
直立して歩くのだ
誰の瞳にも
凛々しいと映る装いで
屹然と願えば
千に一つの幸運が
もしかしたら
あなたの胸のドアをknockするかも・・
もしかしたら
同じく僕のheartの扉を・・
Ⅲ.永遠のitoに
見知らぬヒトとヒトとが
一個の結ぼれを作れるのは
簡単に言えば
それが縁というものだが
実際には複雑怪奇で
そんなに単純なことではないのだ
僕に限ったとしても
ブログという媒体を知り得ていなければ
思い切って始めていなければ
eoブログが終了していなければ
gooブログに移籍していなければ
そうして
数え切れないほどのブログから
”心の詩”を選択していなければ
何よりもあなたのココロのfilterが
降って来るものを濾過しなければ
お互いが見聞するお互いの宇宙を
互いに認め得ることが叶わなければ
それからそれから
僕が詩集など纏めていなければ
それをあなたに読んでもらいたいと
願わなければ
そうして僕が
その願いを声に出さなければ
あなたがその願いを是としてくれなければ
永遠に交わることのなかった縁の糸が
何度もの稀を繰り返して
遂に一本の奇跡のITOに辿り着いた
愛しく切ない情kokoroの糸になった
僕が切ることの無い
そうして
あなたが大切にしてくれるなら
それは
本当に永遠のitoになる
02/14 23:18 万甫
