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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

Epilogue~縁故~

2017-03-18 05:55:05 | 徒然

 彼岸の入りを一日後に控えて書き始めた”由縁”の、その全てのご先祖様に報告すべきトップ記事は、やっぱり女房との”縁故”の他にはない。折しも、お彼岸の初日に36度目の結婚記念日を迎えた。もはや静寂の細やかな記念日と成ってはいるが、振り返るたびに、何度目のその記念日にも僕はこんな風に想っては感謝するのだ。

 何の不足もなく、何の瑕疵も何の後悔も、たった一度の歯軋りもした記憶がないこの巡り会いの有り難さ。これ以上の幸せな邂逅は有るのだろうかと想える(女房の感慨は代弁できないけれど)程なのだと。

 僕は彼女との出会いのお陰で3人の子に恵まれ、6人の孫を持てる極上の爺ぢいにもなった。これ以上の幸運はないだろうと断言できる。その上で、僕は自身の熟成の為に様々な縁の糸を心身に巻き付けて来たのだ。揺るぎない連れ合いとの堅い芯の上に。

 四方八方に結ばれた縁故の由縁を、僕のイノチの曼陀羅を織り続ける糸にしながら、限りある身を燃やしてゆきたいと思う、此れからも。寂しい小火のようにではなく、輝き燦めくスターマインのように・・。

 奇蹟の不思議で結ばれた幾足りの縁の人の胸に、一本の糸のように、耀き流れる星のような光跡を曳いて・・。そのように此の現世を移ろってゆきたいと・・。

*2017 03/18 05:55:05 まんぼ

 

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Anniversary

2017-03-18 05:15:05 | 

                    Anniversary

 

記念日は何時のものだって

どんな中身だって

甦る要素があって

そこに意味を含んでいるのなら

何時だって

情(こころ)の海を満杯にしてくれる

 

その時どきの

哀楽の心情が

漣のように寄せては返し

忽ちに

胸の器を満たすのだ

 

記念日を彩った

五情六感の鮮やかな波頭が

改めて

今あるイノチの輝きを

上書きしてくれる

 

静寂の昨日の細やかな

三十数度目の記念日も然り

もう少し先に訪れる

六つ目の爺ぢい記念日の日付も・・

03/18 05:15:05

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