包丁のトギノン ブログ

トギノン販売有限会社 包丁の製造販売店のブログです

骨切りナタ(クレバーナイフ)について

2016-12-29 | 道具のありかた
骨切りナタ(クレバーナイフ)について

今年も残り僅かとなりました。
皆さんにとって今年はどんな年でしたか?
私は長男の野球が一区切りついてつかの間の休息です。
上でもやってゆきたいと本人が希望しており親としてはサポートに徹してゆかなければと考えています。
どこまでやれるかわかりませんが、本人が納得いくまで続けることができれば幸せかなと。

さて、今回は表題のように骨切りナタ(クレバーナイフ)についてお話したいと思います。

昔から業者には人気があったんですけど、特殊な刃物なのでWebでは売れ筋ではなかったこの骨切りナタ、最近なぜか弊社Web販売、弊社楽天店舗、アマゾンなどでじわじわと売り上げが上がってきています。
本年は御蔭さまで、例年よりも年間生産計画数量がうわまっており品切れ等でお客様にご迷惑をおかけすることが多々ありました。お待たせしているお客様、申し訳ございません。なるべく早く供給できるよう製造に努めておりますので今しばらくお待ちください。


弊社の骨切りナタは「片刃仕様」。
骨切りナタは両刃の物もありますが、片刃のほうが両刃のものより鋭く切断できますよ。
なぜなら片刃のほうが私どもの表現として「刃が立つから」といいます。
とくにこのようなチョッピングに使われる刃物は特に片刃のほうが鋭く切断できるんです。
出刃包丁でも同じ理屈なんですよ。

ただし、片刃の刃物は「手合い」を誤ると刃欠け、刃こぼれを起しやすい。
両刃の物より技量を求められます。
その代わり、鋭く切れる。
一長一短ですね。
みね厚は5㎜もあるので重さを活かし振り下ろすことで切断が容易となります。
骨付き鶏肉などの切断に最適です。
特殊な刃物ですが、他の刃物にはない使用用途限定で力を発揮します。
お肉屋さんでも使用されているこの商品、まさにプロフェッショナルな刃物なんです。
気になる方は一度チェックしてみてください。

それでは良いお年を。