日々の包丁お手入れ方法
意外と知らない日々の包丁お手入れについてお話したいと思います。
ここでお伝えするのは一般ご家庭でのオススメ簡易的お手入れ方法です。
プロの方は独自のノウハウがあるとは思いますので参考にはならないかとおもいますが...。
まず、包丁はいろんな材質のものがあります。
大雑把に分けるとブレード(刃部)は金属製とセラミック製のもの。
金属製のものの中に、錆びにくいステンレス系、錆びやすい鉄系鋼と分けられます。
また、柄の部分については従来の木製、プラスチック樹脂、金属製の柄と3タイプが主流ですね。
より細かく分けるとその中で様々な特性を持った材料がありますが、大体こんなものでしょう。
本来ならその材質によってお手入れ方法を変えなくてはなりません。
しかし一般のご家庭では知識や手間が必要で、そこまで出来ないというのが実情です。
でも難しく考える必要はありません。
基本は
1.丸ごと洗わないこと
2.刃だけを洗う、洗った後ふき取ること
3.柄は濡れふきんでふき取るだけ
この3つです。
昨今、ご家庭には食洗器があることがおおく、使用後の包丁は食器と一緒に丸洗いされる方が増えています。
また、ご使用後に水桶などにドブ漬け。この場合消毒をするため漂白剤等を入れる方。
一見綺麗になったと思われますが、これらの方法にはデメリットもあり、
1.洗剤が強い
(漂白系の洗剤が多いので錆が発生しやすい)
2.出し入れのとき食洗器の棚などに刃先が当たる
(刃欠けを生じやすい)
3.柄が濡れる
(水気が付くくらいなら良いのですが、完全に水気を含み乾燥となると木製柄は縮み割れ、プラ柄は見えない隙間に汚れがたまって内部で腐敗、錆の発生しやすくなる。水分の入り込まない隙間などまず無いとお考えください。)
と、いくつか問題が生じやすくなりますので、駄目だとは言いませんが私はあまりお勧めしません。
本来包丁は丸ごと洗うのは好ましくありません。
なぜなら...
プロは丸ごと洗いません。
プロは切れ味が落ちるから刃先に食材以外をなるべく当てないようにしています。
プロは柄をなるべく濡らさないように使用しています。
プロは刃先の汚れに敏感で違う食材を切る度に刃先を洗ったりふき取ったりします。
プロは濡れ手で柄を握りません。滑りやすくなるし水気が雑菌の繁殖と柄の内部の腐敗をすすめるから。
だからプロは包丁を永く使えるのです。
一般のご家庭では簡易的ですが、以下のようにするのがいいでしょう。
1.刃先に水orお湯を流してから包丁を使う。
2.同じ包丁で違う食材をきる場合、刃先を水orお湯で流し布巾などで軽く拭いてから使用する。
3.柄を濡らさない。濡れ手で柄を握らない。柄のお手入れは濡れた布巾を固く絞って拭くだけにとどめる。柄が悪くなった場合は製造元か刃物店で、柄だけ交換してもらうことも可能です。
どんな包丁でもこの繰り返しで包丁の寿命は永くなると思います。
だだし、この方法はほとんど毎日のように包丁を使う方向けで、全鋼(すべてハガネ)や錆やすい鋼材の包丁で次に使うまで数日間の間がある場合においては錆防止が必要となります。
DP紙(防錆紙)で包む、もしくはサラダ油等でも結構ですから刃に薄く塗りつけて(ベタ付かせないように)軽く拭き上げておくといいでしょう。
また、切れ味が落ちたと思ったら刃研ぎをしていただかねければなりませんが。
プロは毎日研ぎなおしますが、一般家庭でも1週間に1度、最低でも1ヶ月に1度は刃先チェックをしてください。
よく切れる包丁ほど刃研ぎに気をつけるべきです。
私の好きな車やバイクでも潤滑性能が良いオイルほど早く悪くなる。グリップの良いタイヤほど早く減る。よく効くブレーキほど早く減る。
メンテナンスとはそういうもので、より良い性能を楽しむために手間がかかります。
それではまた。
意外と知らない日々の包丁お手入れについてお話したいと思います。
ここでお伝えするのは一般ご家庭でのオススメ簡易的お手入れ方法です。
プロの方は独自のノウハウがあるとは思いますので参考にはならないかとおもいますが...。
まず、包丁はいろんな材質のものがあります。
大雑把に分けるとブレード(刃部)は金属製とセラミック製のもの。
金属製のものの中に、錆びにくいステンレス系、錆びやすい鉄系鋼と分けられます。
また、柄の部分については従来の木製、プラスチック樹脂、金属製の柄と3タイプが主流ですね。
より細かく分けるとその中で様々な特性を持った材料がありますが、大体こんなものでしょう。
本来ならその材質によってお手入れ方法を変えなくてはなりません。
しかし一般のご家庭では知識や手間が必要で、そこまで出来ないというのが実情です。
でも難しく考える必要はありません。
基本は
1.丸ごと洗わないこと
2.刃だけを洗う、洗った後ふき取ること
3.柄は濡れふきんでふき取るだけ
この3つです。
昨今、ご家庭には食洗器があることがおおく、使用後の包丁は食器と一緒に丸洗いされる方が増えています。
また、ご使用後に水桶などにドブ漬け。この場合消毒をするため漂白剤等を入れる方。
一見綺麗になったと思われますが、これらの方法にはデメリットもあり、
1.洗剤が強い
(漂白系の洗剤が多いので錆が発生しやすい)
2.出し入れのとき食洗器の棚などに刃先が当たる
(刃欠けを生じやすい)
3.柄が濡れる
(水気が付くくらいなら良いのですが、完全に水気を含み乾燥となると木製柄は縮み割れ、プラ柄は見えない隙間に汚れがたまって内部で腐敗、錆の発生しやすくなる。水分の入り込まない隙間などまず無いとお考えください。)
と、いくつか問題が生じやすくなりますので、駄目だとは言いませんが私はあまりお勧めしません。
本来包丁は丸ごと洗うのは好ましくありません。
なぜなら...
プロは丸ごと洗いません。
プロは切れ味が落ちるから刃先に食材以外をなるべく当てないようにしています。
プロは柄をなるべく濡らさないように使用しています。
プロは刃先の汚れに敏感で違う食材を切る度に刃先を洗ったりふき取ったりします。
プロは濡れ手で柄を握りません。滑りやすくなるし水気が雑菌の繁殖と柄の内部の腐敗をすすめるから。
だからプロは包丁を永く使えるのです。
一般のご家庭では簡易的ですが、以下のようにするのがいいでしょう。
1.刃先に水orお湯を流してから包丁を使う。
2.同じ包丁で違う食材をきる場合、刃先を水orお湯で流し布巾などで軽く拭いてから使用する。
3.柄を濡らさない。濡れ手で柄を握らない。柄のお手入れは濡れた布巾を固く絞って拭くだけにとどめる。柄が悪くなった場合は製造元か刃物店で、柄だけ交換してもらうことも可能です。
どんな包丁でもこの繰り返しで包丁の寿命は永くなると思います。
だだし、この方法はほとんど毎日のように包丁を使う方向けで、全鋼(すべてハガネ)や錆やすい鋼材の包丁で次に使うまで数日間の間がある場合においては錆防止が必要となります。
DP紙(防錆紙)で包む、もしくはサラダ油等でも結構ですから刃に薄く塗りつけて(ベタ付かせないように)軽く拭き上げておくといいでしょう。
また、切れ味が落ちたと思ったら刃研ぎをしていただかねければなりませんが。
プロは毎日研ぎなおしますが、一般家庭でも1週間に1度、最低でも1ヶ月に1度は刃先チェックをしてください。
よく切れる包丁ほど刃研ぎに気をつけるべきです。
私の好きな車やバイクでも潤滑性能が良いオイルほど早く悪くなる。グリップの良いタイヤほど早く減る。よく効くブレーキほど早く減る。
メンテナンスとはそういうもので、より良い性能を楽しむために手間がかかります。
それではまた。